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これから工場新設を計画している企業が、生産性を上げるために必ず考えたほうがよい6つのこと

企業が生産ラインとして工場を新設する場合、最も重要視されるのが稼働による生産性を上げて収益性を創りだすことです。成果を上げるためにも、工場では効率的な生産ラインを実現することが重要課題です。
大きな成果をあげている工場は、工場建設計画の時点で生産性を上げるための要素を計画に盛り込み、常に「工場内の生産効率を高める」ためにできることを考えています。

今回はこれから工場建設を計画している方が、すぐにその計画と照らし合わせてチェックできるポイントを6つ挙げてみました。是非、チェックしてみてください。

 

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目次

余裕を持った空間を確保すること

工場を新設する場合、生産効率の高い機械や作業員のレイアウトを最優先して、広さや形を決めてかなければなりません。それに加えて建設時に必要とされる機械だけではなく、将来のレイアウト変更や機械の増設の可能性も視野に入れておくことが必要です。

それを踏まえると、現在必要とする広さの範囲で、将来できるだけ自由にレイアウトできるようになるべく中の柱を減らした広い空間を作っておくことが進められます。
現在必要とする広さの範囲で、将来できるだけ自由にレイアウトできるようになるべく中の柱を減らした広い空間を作っておくことが進められます。
しかし、将来の増産スペースを確保するに越したことはないですが、必要以上に建物が大きくなると、材料在庫・仕掛品在庫・製品在庫が自然増加するので注意が必要です。また、逆に狭い空間にレイアウトを詰めすぎて、材料などが散在した配置だと移動・運搬効率や作業効率が悪くなるのでこちらも注意が必要です。

工場新設のさいは現在と将来を見据えたちょうど良い余裕の広さを確保することが重要です。

自由なレイアウトのために丈夫な土間の仕様にすること

完成した工場内で自由な機械の配置を実現するためには、その機械の重量を考慮した丈夫な土間が必要になります。
具体的にはコンクリート内に埋め込む鉄筋の量を増やしたり、土間を厚くする必要があります。

また工場内には複数台の機械を近接して設置することから、機械同士の相互の振動による製品の精度への影響が発生する場合があります。それを防ぐためにも丈夫な土間が必要です。

作業環境としての工場建築 作業環境の向上

企業の製品を生み出す工場は、設備が充実していることはもちろんのこと、勤務するスタッフにとって働きやすい作業環境が整っているかが重要なポイントとなります。機械の設置だけでなく作業環境を良くすることを計画にいれた工場建設を心掛けると、作業員満足度の向上により社内の生産性がアップすると言われています。

一般的な作業員が快適と感じる作業環境は、安定した気温・湿度、静かであること、スッキリとした内装などが挙げられます。また、作業の把握がしやすいように視認性を高めたつくり、それぞれの作業工程がスムーズに進行できるような配置計画も重要です。

生産性や収益性の向上のためには、スタッフが高機能の設備をうまく使いこなし、的確な判断と意思疎通が取れる環境が求められます。
そのため、一目で見てわかりやすい構造になっていたり、次にどのような動きをすればいいかが判断しやすかったりするつくりが理想的です。

近隣環境に優しい工場であること

工場の中だけでなく近隣環境への騒音や環境面に関する配慮は結果的に生産性向上に繋がります。
美しい外観をキープしたり、常に近隣への環境配慮をしている工場は、同じ地域で暮らす住民たちから明るいイメージを持たれる存在となります。

これに対して外壁が剥がれてボロボロになっている工場は、実際には何のトラブルも発生していなくても、体に有害な排煙や排水、騒音などを出しているような悪い印象を抱かれてしまうものです。

地域住民に歓迎されることで工場内のことに集中することができるようになります。
そのため、工場建設を行う際には美観や環境配慮にも重点を置くべきです。

建設時から工場稼働後のランニングコストを重視すること

工場建設における「コスト」といえば、どうしても建設費にかかる「イニシャルコスト」と考えがちですが、建設後何十年も使用する工場にとっては「ランニングコスト」の方が重要になってきます。

建築の仕様によって最も影響するランニングコストは空調費です。いかに空調効率を良くできるかということがランニングコストの削減につながります。空調効率の良い建物は、空調機の容量や台数が削減でき、電気代も安く済みます。また空調機の削減はイニシャルコストの削減にも寄与します。建築計画時に空調効率について充分に検討するべきです。

そしてもうひとつのランニングコストのポイントは、建物のメンテナンスに掛かる費用です。メンテナンスをせずに何十年も使用できる建物はありませんが、建設時にイニシャルコストが少しかかっても、丈夫に建てられた工場は、メンテナンスを行う頻度が減り、結論としてトータルコストを抑えることができようになります。

そのほかにも、ランニングコストを抑えるという観点から工場建築計画を見直してみることによって、建築時に修正できる点を見つけることが重要です。

工場建築時から製造現場や工程の見える化導入を検討してみること。

近年、日本の製造業における生産性や品質などを向上させる上で、「見える化」は注目されるキーワードで、工場内の見える化に成功した事例は近年、幅広い業態で増加傾向にあります。製造現場で見える化を導入していくと、異物混入や工場内での事故といったトラブルも予防しやすくなるようです。

「見える化」の具体例としては製造現場にシステムカメラを設置することが挙げられます。映像チェックによる「見える化」を導入すれば、記録者や管理者が現場につききりになることで生じる人件費のムダや、ただでさえ狭い製造現場が混雑するといった問題の解消もしやすくなるのです。

また、「見える化」によって業務の問題点が明確になれば、解決に向けての努力を行わざるを得ない状況が生まれます。その結果、生産性を向上させるための改善が常に繰り返されることになります。

今後、工場建築計画に「見える化」を導入することが生産性アップの重要な要素になることは充分にありえます。

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(まとめ)

ここまで、6つのポイントをみてきました。当たり前という基本のこともありますが、最初は気をつけていたつもりが、計画を進めていくうちに意外と隅に追いやってしまっていたりして、実際に工場が完成し稼働したあとに、改めて基本の重要性に気づいたりすることも多いです。
また、6つ目の「見える化」は近年の新しい動きですが、これから重要になってくるポイントだと思います。

昔から重要とされているポイント、これから新しい技術で重要になってくる生産性向上のためのポイント、どちらも押さえて最適な工場を建設しましょう。

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