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工場で使える防災グッズの失敗しない3つの選び方

5月に入り、日本各地で地震が頻回しています。どこの地震も震度4以上レベルばかりで、私たちに大きく不安を与えています。
これまで、地震大国と呼ばれながらも大規模な地震の当事者以外は、どこか他人事のように思うところがあります。しかし、ここ数年で私たちの地震をはじめとする災害に対して危機感を持つようになりました。

他人事ではない、いつか自分も被害に遭うという気持ちから、義務的に行なってきた避難訓練も、より実践的に真剣に取り組むようになってきたのは間違いありません。

そんな中で、一つ課題となるのが防災グッズです。例えば、どんなものを用意して、どこに保管しておくのか?分かっているようで理解できていない人の方が多いのではないでしょうか?

また、家庭ではなく工場のように大勢の従業員が働く場所となれば、規模が違いすぎてイメージができません。

そこで今回は、工場における地震対策に必要な防災グッズについてご紹介していきます。

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目次

今や常識!防災グッズは用意しないといけない

自分が勤める工場に防災グッズが常備されているのか?もしくはどこにあるのか?これらについて把握している従業員は少ないかもしれません。

しかし、実際には業種を問わず企業、医療機関、団体、コンビニなどに防災グッズを用意して、常備している所は多く存在しています。

災害による被害は年々増加しています。些細な揺れであってもメディアでの取り上げ方、伝え方が変わってきていることに気づいている方も多いはずです。

こんな状況下で、防災グッズを用意していないとしたら、危機管理が低い企業としてのイメージがついてもおかしくありません。

仮に「いつ必要になるか分からない」という意見があっても、むしろ必要にならない方がいいわけなので言葉にすること自体、人として疑われるかもしれません。

工場にも用意したいけど悩んでいる3つのこと

様々な事情を踏まえても、防災グッズは用意しなくてはいけません。
しかし「何を用意したらいいのか分からない」というのは、正直な気持ちです。これはもっと声を大きくして伝えていいことです。

工場に用意するために分からなくて悩んでいることは、大きく分けて3つあります。

必要な物、個数

どんな物を用意しておくと、災害時に役に立つのかが分からないです。用意する食べ物から、衛生用品、避難場所で使える物など、最小限に用意するといわれても経験のない人には分かりません。また、ライフラインが使えない場合には、それらが使えなくても困らないように用意するものが分かりません。

さらに、工場の場合には防災グッズを用意する数についても悩みの種です。全従業員分の用意がいるのか?もしくは、部署やチームごとに用意がいるのか?こうした、体制を整えることが必要な個数に繋がるため、安易に用意するということは難しいのです。

保管スペース

工場において防災グッズを保管するスペースには悩みます。家屋と違い、広くて多くの人数がいるため、一か所にまとめて保管することがいいのか不安です。また、少しずつ保管するとしても、作業の動線の邪魔にならないか?安易にスペースがあるからといって置くことはできません。

ただ保管スペースを作るというより、工場内での作業や環境に合わせて考える必要があります。

管理方法

防災グッズには期限があるのはご存知でしょうか?食料品はもちろんですが、衛生用品や備品についても定期的に確認が必要になります。

防災グッズを必要とする災害が怒らないことが一番ですが、もしもの時に使える状態でなければ用意する意味がありません。そのために在庫管理と消費期限などを確認するのです。

消費期限があるものに関しては日付で管理することができますが、布やビニールなどは見た目では分かりにくいものをどのように管理するのかは素人には分かりにくいです。

失敗しない防災グッズの選び方

工場で防災グッズを用意するとなれば、会社の経費となるので失敗はしたくありません。必要な物を、必要な分だけ用意しておきたいはずです。

ここでは失敗しない防災グッズの選び方をご紹介します。

防災士に相談する

防災士とは、日本防災士機構が実施する「防災士資格取得試験」に合格した人をいいます。その名の通り、耐震の補強や災害時の安否確認方法や被害を軽減させるためのアドバイスをしてくれます。

こうした防災に関する専門家に相談することで、防災グッズとして用意する物、また選び方が分かるので、防災グッズ選びにおいて失敗を減らすことができます。

防災グッズ専門会社に依頼する

防災グッズは、店頭、ECサイトなど気軽に購入することができます。その他にも防災グッズを専門で取り扱う会社もあります。

こうした会社に任せることで、工場に合わせた防災グッズを揃えることができますし、保管スペース問題、管理についてもお願いすることができます。

工場の場合、簡単に購入できるものを用意するより、費用はかかりますが一括で用意して、より良い状態で保管していけるシステムを作り上げる方が効率よく管理することができます。

工場で用意しておきたいもの

工場の場合、災害時に怪我をする可能性は高いです。裂傷や火傷、骨折などが考えられます。こうした場合に、速やかな応急処置が求められます。

医療従事者ではないので的確な処置はできませんが、できることはあります。だからこそ対応した防災グッズを少し多めに用意してください。

保管に困らないタイプ

保管について重要なポイントは「迅速に使える状態にしておく」ことです。多くの場合は、災害の様子を見て速やかに安全な場所に移動することが求められます。

それを踏まえて、ご紹介したいのが「リックタイプの防災グッズ」です。

リュックタイプ

リュックタイプの防災グッズは、工場において非常に便利なタイプです。
今回はメリットとして3つ挙げられます。

収納しやすい

誰でも背負いやすいタイプのリュックタイプなら、大きくはないので収納する場所をとりません。棚やロッカーにも入るので、誰でも取りやすい位置に置くことも可能です。

両手が使える

工場において、怪我人は多く出ることが考えられます。リュックタイプであれば必要なものを背負いながら、両手で人を支えることができます。また、簡易的な応急処置をすることもできます。

背後からも安否確認ができる

防災グッズは会社の備品ですから、社名や部署を記入しておくことで安否確認にも活用できます。背後からも安否確認をしてもらえたら、心配する家族を安心させることもできます。

保存期間は購入先で管理してもらう

工場という特殊な場所において防災グッズを管理するのは、非常に難しいです。また、従業員のほとんどは現場での作業なので、そこまでの管理業務を任せるのも大変です。業務外だと嫌がる従業員もいます。そうなると、せっかくの防災グッズもきちんと活用することができなくなります。

先にもご紹介しましたが、保存期間の管理などは購入先の専門家に任せて丁寧に管理しておくことをオススメします。

防災グッズを専門に扱う業者なら、保存や使用方法など、企業で使用ができるようにアドバイスをしてくれます。また、防災の日などイベントへの参加も積極的に参加してもらえるはずです。

経費のかかる話ではありますが、長い目で考えると工場にとってもそれが最大のメリットになるはずです。

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まとめ

今回は、工場で準備する防災グッズについてご紹介しました。
一般家庭とは異なることが多く、工場で準備するとなれば様々な問題をクリアしなくてはいけません。

しかし、こうした防災グッズの積極的な導入は企業としてのアピールにもなりますが、やはり命あってのことです。
自分だけが助かるのではなく、工場でどんな災害が起こるのか、それに対してどんな危険が潜んでいるのか、さらには防災グッズをどのように役立てるのか。工場のためにできることを考えていく必要があります。

実際に被災するほど怖いことはありません。分からないなりに専門家に相談しながら準備しておき、必要となる時がないことを祈るばかりです。

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