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無印良品にみるリノベーション物件の5つの魅力

中古リノベーション

無印良品が展開する住宅事業「MUJI HOUSE」をご存知でしょうか?
住宅をメインとする事業ですが、2021年に中古マンションの一室をリノベーションして販売する新規事業を始めました。

鉄骨の中古のマンションは設備、耐性などの面から見ても問題となる点が多くありますが、あえてリノベーションして販売するというところに、どんな魅力があるのか追求していきます。

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目次

MUJI HOUSEとは

無印良品の約7000アイテムあると言われる商品を包み込む「器」として、2003年に無印良品の家「MUJI HOUSE」が誕生しました(株式会社MUJI HOUSE)

無印良品の家には4つのタイプがあります。

・大きな吹き抜けのある木の家
・窓の大きさなどこだわりを持つ窓の家
・縦に長く部屋を組み立てる縦の家
・庭との一体感のある平屋は陽の家

ライフスタイルの変化や家族の成長に合わせて家も変化していくことができます。

気になる耐性について

あらゆる建物の耐性は気になるところですが、MUJI HOUSEの家には3つの耐性があります。

・耐震性能・・・地震に強い骨組みによって、開放感のある住宅造りをしています。
・温熱性能・・・暑さ寒さだけでない、一年間暮らしやすい室温を保ちます。
・耐久性能・・・今も未来も暮らしに合わせて造り替えることができます。
引用:無印良品

中古マンションをリノベーションして販売

今回、このサイトで無印良品のMUJI HOUSEを取り上げた理由がこちらです。
築47年の中古マンションの一室を無印良品が購入して、リノベーションした上で販売するという取り組みです。販売価格は1990万円。この部屋に用意された棚と家具は、価格の中に含まれているというから、お得感もあります。

この価格が実現したのは、都心から離れた団地にあるマンションだからです。まずは別々の地域に2室をリノベーションして販売を開始します。

新築の住宅を建てることをメインとする事業において、マンションの一室をリノベーションして販売するというのには、どんな試みがあったのでしょうか?

日本の中古物件は買い時?

日本では中古物件をリノベーションして、建物を再活用することに人気があります。
例えば、倉庫をカフェや雑貨屋などおしゃれな店舗として、町工場を住宅として再活用をしています。

中古物件をリノベーションするメリットは、建物の価格が安いこと、柱の間隔が空いているので広い空間をアレンジできることです。
購入する世代は若者を中心に30代、40代と幅広いです。DIYが好きな人、費用を抑えたい人が購入を検討しています。

しかし、いくら人気とはいえ中古物件を購入することをためらう人は多くいます。理由は物件によって当たり外れがあることです。

購入価格を抑えることができても、配線、配管、床など経年劣化している部分を修繕する必要があります。リノベーションとともに行い、修繕自体を楽しむ人もいますが、修繕の方が購入価格より高額になることもあります。

また、建築基準が今と違うため、耐震性、断熱、耐久性などに不安が残ります。

鉄骨の中古物件は、メリット以上にデメリットとなる部分をきちんと把握してから購入を検討する必要があります。

中古物件の購入をためらう

実際には中古マンションや倉庫などの購入を検討しながら、ためらう人も多いようです。あえて古いものを購入して活かすことはとても魅力的ですが、不安が解消されないのも事実です。また、購入以降に欠陥部分が見つかることもあります。

無印良品「MUJI HOUSE」の試みとは

鉄骨の中古物件に人気があると同時に、修繕などの費用が高額になることへの不安など、購入をためらうことが分かりました。

今回の無印商品「MUJI HOUSE」の試みは、こうした鉄骨の中古物件に対する不安を解消しています。

無印良品が購入するから修繕費がいらない

中古マンションなのに、修繕費が入らない理由は無印良品が購入をするからです。建築のプロであるMUJI HOUSEが建物や部屋の状態を確認して修繕を行うから、費用に不安がなくなります。

先にリノベーションを終わらせるというのは、購入者に安心を与えるだけでなく費用の部分でも十分に助けてくれます。

ライフスタイルに合わせて変化が楽しめる

先にリノベーションが終わっているということは、室内のデザインが決まっていることをいいます。自分でデザインを楽しみたい人には物足りないかもしれません。

しかし、今回は販売される物件の室内は収納はほとんどありません。棚と家具はありますが必要最低限となっています。

これには、住む人のライフスタイルに合わせて部屋のアレンジを楽しめることを目的としています。現在は、新型コロナウイルスの流行により、リモートワークの人が多く自宅を過ごしやすい空間にしたいという考える人が多くいます。デスクの配置、プライベート空間のアレンジなどを楽しむことができます。今後状況が変わり、会社に出勤するようになればデスクや仕事スペースは縮小して、リビングを癒し空間として再アレンジすることもできます。

MUJI HOUSEのリノベーションポイント

今回販売される物件におけるこだわりのリノベーションのポイントは3つあります。

光を取り入れる

古い建物はどうしても光が入らず、昼間でも照明をつけています。
今回の物件は、元々は2LDKだった部屋を1LDKとして光を取り込めるようにしています。壁をなくすことで光の入り方は全く違ってくるので、室内は十分な明るさがあります。

断熱対策

今回の物件は築47年の中古マンションです。現在の建築基準法とは違うので断熱性も十分ではありません。そのため今回のリノベーションでは断熱対策もしています。
優れた断熱素材を壁に入れています。MUJI HOUSEは元々断熱に特化した家を建築しているので、中古マンションでも心配はいりません。

また、窓は2重窓へと変えていることから、冷暖房の効率も十分に期待ができます。

棚は取り外しが可能

販売価格にも含まれる棚は取り外しが可能なので、使い勝手のいいように変えることができます。
これによって、室内のデザインはできなくても「自分で居心地の良い空間」を作ることができます。

先述したように、家で過ごす時間が長くなっている今、自分で環境を整えることは楽しみというより、メインテーマなのかもしれませんね。

中古マンションのリノベーション相場

地域や築年数など条件は様々なので一概には言えませんが、およそ800万円ほどの費用を見ておく必要があります。
主にマンションの場合は、間取りを変えない、壁を壊してフルスケルトンにするのかで費用が変わってきます。

素材や色など、こだわりだすとキリがありませんので、実際にリノベーションする時には妥協することも必要となります。

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鉄骨の建築物を活かしていこう

いかがでしたか?今回は、無地良品が展開するMUJI HOUSEの新しい事業であるリノベーション後のマンションの一室を販売することに注目してみました。

日本には築47年ほどの建物があります。当時の設計プランの中に「長く使い続ける」という発想があったのかは分かりませんが、見た目的には問題ないように見えます。デザインや歴史的価値から考えて残せるのであれば、新しく生まれ変わるリノベーションは最適な手段かもしれません。

今後のビジネスでの活用や、住居として、それぞれ目的に合わせて鉄骨の中古物件も参考にしてみてください。

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