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システム建築の設計で後悔しないために知っておくべきこと19選

システム建築の設計で後悔しないために知っておくべきこと18選

この記事では次の内容をまとめています。

・システム建築と在来工法の違い

・設計について知っておくべき基本

・設計で後悔しないためのポイント

システム建築での設計で後悔したくない人が知っておくべきことを全てまとめました。

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目次

システム建築と在来工法の違い

在来工法は日本で長く使われてきた伝統的な工法です。

構造や使用する部材を一から検討するため、依頼主の要望を細かく反映したオーダーメイドの設計が可能です。

理想の建物を実現できる反面、設計にかかる時間は長く、建設コストも高くなります。

一方で、システム建築は部材を標準化、建設プロセスをシステム化している工法で、設計には一定の制約があります。

しかし、あらかじめ用意されたデータやシステムを用いるため、設計にかかる時間を短縮でき、建設コストの削減にもつながります。

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システム建築の設計について知っておくべき基本のポイント11選 

この章ではシステム建築の設計に関する基礎知識をご紹介します。

1.システム建築は規格型が基本
2.システム建築はオーダーメイドタイプもある
3.設計にCADを用いる
4.基本的には平屋が得意
5.大空間が得意
6.設計に必要な期間は約3ヶ月
7.設計と建設は別の会社に依頼することも可能
8.個性的なデザインは苦手
9.一部に在来工法を用いることも可能
10.着工後の構造の変更は難しい
11.設計だけでも費用がかかる

システム建築は規格型が基本

システム建築は基本的に規格型の工法です。

そのため、実現できる構造は限られており、特殊な形は難しい場合があります。

ただし、構造がシンプルな分、建設コストが抑えられるというメリットがあります。

システム建築はオーダーメイドタイプもある

メーカーによってはオーダーメイドタイプのシステム建築商品を取り扱っている場合があります。

これは規格型を拡張して柔軟性を高めた商品で、より幅広いニーズに応えられます。

自由度が高くなる分、コストや工期におけるメリットは少なくなってしまいますが、それでも在来工法に比べると低コスト・短工期の建設になります。

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設計にCADを用いる

システム建築の設計はCADを用います。

そのため、設計の作業はパソコンを使ってサクサク進められ、修正や変更もすぐに反映させることができます。

ちなみに、弊社ではシステム建築の見積もりを早くて当日中に算出することがことが可能です。

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基本的には平屋が得意

システム建築は平屋の建物が得意です。

具体的には工場、倉庫、事務所、運動施設といった商業用の建物を得意としています。

ただし、システム建築メーカーによっては2階建てや3階建てにも対応可能。

弊社が採用している「yess建築」でも、2階建ての建設が可能です。

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大空間が得意

柱のない大空間を実現できます。

その秘密は構造を徹底的に合理化しており、柱がなくても耐えられるフレームを採用しているから。

空間が広いと

  • 無駄のない作業動線を作れる
  • 大型の設備を導入できる

こうしたメリットがあり、レイアウトの自由度が上がります。

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設計に必要な期間は約3ヶ月

設計にかかる期間は建物の規模にもよりますが、工場や倉庫のような規模の建物の場合、平面図と立体図(外観デザイン)の打ち合わせに約3ヶ月かかります。

設計にかかる時間が比較的短いシステム建築でも3ヶ月ほどかかるため、早く建物がほしい場合は早めに動き出すのがおすすめです。

設計と建設は別の会社に依頼することも可能

システム建築では設計と工事を別々の会社に依頼することも可能です。

つまり「もう決めている設計士がいるので、建設会社には工事だけをお願いしたい」という場合でも問題ありません。

弊社でも社外の設計士様からご依頼を受けることがよくあります。

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個性的なデザインは苦手

システム建築は規格型なので、複雑で個性的なデザインはあまり得意ではありません。

そのため、デザイン性の高さを求める場合、システム建築よりも在来工法の方が向いているかもしれません。

ただし、システム建築でも多少のデザイン性を出すことは可能で、例えば外観の色味を派手にしたり、会社のロゴマークを入れたりすることができます。

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一部に在来工法を用いることも可能

システム建築では部分的に在来工法を取り入れることもできます。

例えば、外観に個性を出したい場合、構造の大部分をシステム建築で造り、外装部分のみ在来工法を用いてデザイン性を高めることも可能です。

ただし、在来工法を用いる分、コストは高くなり、工期も長引いてしまいます。

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着工後の構造の変更は難しい

建設では完成後の建物を建築確認申請で届け出た図面と同じものにするのが原則です。

そのため、着工後に構造を変更することは難しいです。

後から「やっぱりこんな構造にすれば良かった・・・」と後悔しないためにも、設計は慎重に行う必要があります。

設計だけでも費用がかかる

設計を依頼するには費用がかかります。

詳しい料金形態は企業によって異なります。

弊社の場合、建物のお見積り(建物の金額提示)、現地調査、簡易的な建物プランの作成、平面図の設計プレゼンは無料で行っています。

ここまでの設計にご納得いただけると「設計契約」を締結し、本格的な設計に入ります。

システム建築の設計で後悔しないためのポイント8つ

この章ではシステム建築での設計で後悔しないために押さえるべきポイントをご紹介します。

1.用途に合うレイアウトにする
2.作業効率を最大化した動線を作る
3.断熱性について考える
4.設計士と建物のイメージを擦り合わせる
5.疑問点はすぐに質問する
6.将来の事業計画を考慮する
7.増築が可能な設計にする
8.経験豊富な設計士・建設会社を選ぶ

用途に合うレイアウトにする

工場、倉庫、お店と用途によって最適なレイアウトは異なります。

設計の際は用途に合わせて使い勝手の良いレイアウトを追求しましょう。

作業効率を最大化した動線を作る

設計の際に重視すべき点が動線です。

なぜなら、動線によって作業効率は大きく変わるからです。

工場の場合、無駄のない生産ラインを築くことで生産量はアップします。

また、倉庫ではスムーズにピッキングができるように棚を配置することがポイントとなります。

少しの動線の違いで大きな差が生まれるので、最適な動線を建設時から用意しましょう。

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断熱性について考える

システム建築は屋根や外壁の素材に断熱性が高いものを選ぶことで、夏も冬も過ごしやすい建物にすることができます。

こうした部分は建設後に仕様を変更するのが難しいため、建設時からベストな選択をしておくのが望ましいです。

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設計士と建物のイメージを擦り合わせる

打ち合わせの際に設計士に建物イメージや要望を具体的に伝えましょう。

設計士は設計のプロとして、クライアントの要望に応じて最適な構造や仕様を提案してくれます。

しかし、発注者の頭の中にあるイメージが上手く伝わっていなければ理想の建物には仕上がりません。

そこで、事前にイメージに近い建物の写真を提示したり、デザインの好みを共有したりして、イメージを擦り合わせましょう。

疑問点はすぐに質問する

設計について分からないことが出てきたら、すぐに設計士や建設会社の担当者に聞きましょう。

新しい建物の建設には何百万、何千万と大きな額が動きます。

それだけに、安心してプロジェクトを進めたいですよね。

そのためには遠慮なく質問し、疑問をその都度解消することが不可欠です。

将来の事業計画を考慮する

設計時にはその時点での理想だけでなく、将来の使い方を想定することも大切です。

建物は何十年も使い続けるもの。

そのため、数十年後に

  • 社員が増えているか
  • 事業規模を拡大する可能性があるか
  • 用途が変わる可能性があるか

といったことを予想し、もし事業計画に変更が生じる可能性が高ければ、それを踏まえて設計する必要があります。

増築が可能な設計にする

将来、人員増加や事業拡大が見込まれる場合、増築が可能な設計にしておくと安心です。

より広い面積が必要になったとき、既存の建物に必要な分だけスペースを増やせば、より規模の大きな建物を一から建て直す場合に比べて安く済みます。

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経験豊富な設計士・建設会社を選ぶ

システム建築を使った建設の経験が豊富な設計士・建設会社を選びましょう。

システム建築は規格化された工法なので、構造や仕様にいくつか制約があります。

実績が豊富であれば、その中でもこちらのニーズに応じて最適な設計を提案してもらえます。

また、過去の事例をもとにしたアドバイスももらえるでしょう。

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まとめ

システム建築は規格型の工法で、CADシステムを用いて設計を行います。

そのため、設計図は比較的速いスピードで作られ、修正・変更も素早く対応します。

設計のクオリティ次第で建物の使いやすさやも変わるため、ニーズや建物に求めるものは設計士に遠慮なく伝えてイメージを擦り合わせましょう。

丸ヨ建設は、強い工場・倉庫を建設することで日本へ貢献できると考えています。
そのために、工場・倉庫に関する情報を発信し、少しでも知識を得てもらい、後悔がない工場・倉庫建築に役立てていただければ情報を発信しています。

これまでに蓄積したオウンドメディアやコンテンツに関する知見をご提供するサービスも用意しています。必ずしも仕事が発生しなくても、建築に関するご相談やお悩みをご相談ください。

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この記事を書いた人

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