この記事では次の内容をまとめています。
・コアシス建築とは
・コアシス建築のメリット
・コアシス建築のデメリット
システム建築での工場・倉庫建設を考えている方が知っておくべきことを全てまとめました。
コアシス建築とは
株式会社コアのシステム建築商品の名前です。
システム建築の特徴である、高品質・短工期・低コストの3つが揃っています。
平屋や2階建ての非住宅の建物の建設に採用されることが多く、具体的には工場、倉庫、スポーツ施設、店舗などが建てられています。
システム建築業界大手の横河システム建築の「yess建築」を中心とした建設を行うため、全国各地に対応可能な施工会社があり、北海道から九州まで実績があります。
コアシス建築で工場・倉庫建設をするメリット10選
この章ではコアシス建築で工場や倉庫を建てるメリットをご紹介します。
1.耐震性・耐久性が高い |
2.工場や倉庫の建設をメインに行なっている |
3.最大無柱スパン60m |
4.特殊仕様に対応可能 |
5.サイズを1mm単位で調節可能 |
6.屋根にガルバリウム鋼板を採用 |
7.提案から登記まで一貫サポート |
8.省エネ対応が可能 |
9.木造にも対応 |
10.クレーンの設置が可能 |
耐震性・耐久性が高い
鉄骨の建物は錆が発生することで耐久性に影響を与えることがあります。
コアシス建築は薄いパーツや部材に対して錆対策を行っているため安心です。
また、様々な軽量化を行うことで鉄骨の重さを一般的な鉄骨建築の55〜60%ほどに抑えています。
地震は建物の重量が大きければ大きいほど受ける影響も増えると言われており、コアシス建築は耐震性も高いです。
工場や倉庫の建設をメインに行なっている
コアシス建築は柱のない大空間を必要とする建物の建設を中心に行なっています。
そのため、工場や倉庫建設の実績が多く、満足のいく建設をしてもらえる可能性が高いです。
公式サイトでも様々な施工実績が載っているため、気になる方はぜひ覗いてみましょう。
最大無柱スパン60m
コアシス建築では最大60mの無柱スパンを実現することができます。
工場や倉庫では柱が多いとレイアウトに制限が出てしまい、無柱の大空間に比べると生産効率が落ちることがあります。
だからこそ、工場や倉庫を建てるなら大空間を実現できるシステム建築を選ぶのがおすすめです。
横河システム建築のyess建築も最大無柱スパン60mを実現可能です。
特殊仕様に対応可能
冷蔵、防爆、防音といった特殊仕様に対応できます。
例えば、爆発危険物を収容する建物を建てたい場合、柱を耐火被覆にしたり、適切な外壁材を選ぶことで対応可能です。
新しい倉庫や工場に特殊仕様を求める場合はお問合せや打ち合わせの際に伝えましょう。
サイズを1mm単位で調節可能
システム建築といえば徹底的にシステム化されており、デザインの自由度が低いというイメージを持つ方も多いと思います。
確かに、それは特徴の1つですが、コアシス建築は1mm単位で寸法を調節することができます。
価格は抑えつつ、オーダーメイド感覚で理想に近い建物を実現したいとお考えの方にはピッタリです。
屋根にガルバリウム鋼板を採用
ガルバリウム鋼板とは亜鉛とアルミニウムの合金でメッキ加工されたものです。
・耐用年数が長い
・錆びにくい
・耐熱性に優れる
といった特徴を持ち、一般的に使われる亜鉛メッキ鋼板に比べると3〜6倍もの耐久性があります。
提案から登記まで一貫サポート
コアシス建築では提案、設計、施工といった基本的なことだけでなく、申請や登記などもサポートします。
そのため、こうした手続きにあまり詳しくない方でも安心です。
建設のプロに代わりにやってもらえると安心ですよね。
また、申請や登記を任せることで時間が浮くというメリットもあります。
省エネ対応が可能
新しく建物を建てる際、環境に配慮した対応を行うことができます。
例えば、商品電力の削減に繋がる太陽光採光システムの導入が可能です。
企業は社会に密接な関わりを持つだけに、環境へ配慮する重要性が高いです。
省エネ対応をしていることは企業のアピールポイントにもなります。
木造にも対応
システム建築といえば鉄骨のみを扱うケースが多いですが、コアシス建築では木造にも対応しています。
木造の特徴の1つがその軽さで、地盤改良工事や基礎工事においてコストメリットをもたらすことがあります。
とにかく安さにこだわりたいという方にはピッタリです。
クレーンの設置が可能
クレーン付きの工場や倉庫の建設が可能です。
基本的には吊り荷重10t程度まで対応可能ですが、条件次第では超えても対応できるそうです。
コアシス建築標準タイプのクレーンの取り扱いがあり、建設の際に一緒に購入すればコストカットに繋がります。
コアシス建築で工場・倉庫建設をするデメリット2つ
この章ではコアシス建築で工場や倉庫を建てるデメリットをご紹介します。
1.3階建て以上は建てられない |
2.大手の方が実績が豊富 |
3階建て以上は建てられない
コアシス建設では平屋と2階建ての建設に対応しているため、3階建て以上の建物を希望する場合は他のシステム建築メーカーを探す必要があります。
例えば、JFEシビルのメタルビル建築が対応しております。
大手の方が実績が豊富
システム建築メーカーでは横河システム建築、JFEシビル、日鉄物産システム建築の3つが大手となっています。
特に横河システム建築のyess建築は業界トップシェアで実績はなんと11000件を超え、面積の合計は800万平方メートルに達します。
実績が多ければ多いほど、機能性が高く、満足度も高い工場・倉庫建設になる可能性が高いです。
安心して建設を行いたい場合は大手を選ぶのもおすすめです。
コアシス建築の商品の種類5つ
この章ではコアシス建築で扱っている商品の種類をご紹介します。
ラピッドシリーズ
最大無柱スパン60mを実現するシリーズです。
大空間を作ることで、レイアウトの自由度が増したり、大きな荷物の運搬が容易になったりと様々なメリットが生まれます。
建物の寸法は1mm単位で調節可能で、細かいニーズに対応することができます。
屋根システムはPリブルーフ、PXルーフ、SSルーフの3種類に対応しており、気候条件などに応じて最適なものを選びます。
カスタムタイプ
より自由度の高い工場・倉庫建設を求める方にはカスタムタイプが合っています。
オーダーメイド感覚で設計が進むため、担当者にニーズや要望を伝え、お互いのイメージをすり合わせることが欠かせません。
ただし、要望の内容によってはカスタムタイプでも対応しきれなかったり、システム建築やコアシス建築のメリットが活かせなかったりする場合もあり、注意が必要です。
2階建シリーズ
2階建てに対応できるシリーズです。
複数階建てにするメリットといえばやはり限られた土地の中でも建物面積を広げられることです。
このシリーズでは1階と2階で使用用途を変えることもできます。
屋根システムはPリブルーフとSSルーフの2種類が採用されており、雪が多い地域では後者が使われます。
屋根形状は妻切りタイプと片流れタイプの2種類があり、これはラピッドシリーズと同じです。
ATAハイブリッド工法
木造タイプのシリーズです。
鉄骨造と木造を組み合わせた工法を採用しています。
骨組みには鉄骨を使用し、強度を高め、柱や梁には木材を使用することで軽量化し、鉄骨造と木造の「いいとこ取り」をしています。
Kibaco(キバコ)工法
こちらも木造タイプのシリーズです。
縦、横、高さそれぞれ3.64mを1ユニットとしています。
外壁にも木質系の部材が使われるため、木の香りが漂います。
コアシス建築での工場・倉庫建設の費用
コアシス建築での工場や倉庫の建設費用は条件や細かいニーズによって異なります。
そのため、一概にいくらと説明することは難しいです。
目安の価格を知りたい場合は公式の簡単見積もりを利用しましょう。
間口、桁行、軒高のサイズを選択し、見積作成ボタンを押すと見積書が表示されます。
この簡単見積もりは
・積雪400m以下の地域であること
・建設地が海岸から200m以上離れていること
という2つの条件下での価格が表示されます。
ここで出る価格はあくまで参考価格なのでより正確な費用が知りたい方は問い合わせをしましょう。
コアシス建築での工場・倉庫建設の工期
建設確認申請が下りてから約3ヶ月で完成するそうです。
申請が下りる前には打ち合わせや設計などを行う期間があります。
まとめ
コアシス建築は最大無柱スパン60m、1mm単位での寸法調節が可能など、様々な魅力があります。
システム建築メーカーには様々な種類があるため、業界トップシェアの横河システム建築のyess建築など、他のものと比較した上で一番条件に合うところを選びましょう。