この記事では次の内容をまとめています。
・内藤ハウスとは
・内藤ハウスのシステム建築の特徴
・内藤ハウスの注意点
システム建築で工場や倉庫を建てようと考えているけれど、どのメーカーを選べばいいか分からず困っている方が知っておくべきことをまとめました。
内藤ハウスとは
創業50年以上のシステム建築・プレハブ建築、自走式立体駐車場メーカーです。
日本国内の13都市に事務所があり、北は仙台、南は福岡と幅広く展開しています。
倉庫、仮設事務所、病院施設、大学など、様々な種類の建物を手がけており、立体駐車場については1500件以上の設計・施工実績があります。
内藤ハウスのシステム建築の特徴9選
この章では内藤ハウスのシステム建築の特徴をご紹介します。
1.システム建築商品の種類が豊富 |
2.部材を自社工場で生産 |
3.倉庫建築専門ブランドを持つ |
4.企画提案から施工まで一貫して対応 |
5.様々な用途で使える |
6.デザイン性が高い |
7.外壁材の種類が豊富 |
8.リフォームが可能 |
9.太陽光パネルを設置できる |
システム建築商品の種類が豊富
他のシステム建築メーカーと違うところの1つが商品の種類の豊富さです。
システム建築とプレハブ建築の商品の種類は10つもあります。
それぞれ構造や特徴が異なり、様々な用途や建設条件に対応することができます。
商品の詳細については後ほどご紹介します。
部材を自社工場で生産
建設に使用する部材は自社工場で生産しています。
そのため、安定した生産が可能ですし、部材の品質も期待できます。
また、建設コスト削減にも繋がります。
倉庫建築専門ブランドを持つ
内藤ハウスは”SoZoCo”という倉庫建築専門のブランドを持っています。
システム建築メーカーとして長年積み重ねたノウハウや経験が反映されており、「とにかく建設コストを安く済ませたい」「開業までに時間があまりないが何とか間に合わせたい」といった顧客の要望に柔軟に対応します。
倉庫の建設実績は年間30件ほどで、目安として次のような規模に対応可能だそうです。
階数:1~3階
面積:約10㎡~10,000㎡以上
妻側長さ:約3m~60m
天井高さ(FL〜梁下まで):2.4m~
庇の出:~5m
企画提案から施工まで一貫して対応
内藤ハウスでは建設の企画提案から施工まで一貫して対応可能です。
一社に全ての工程を依頼するとコストや時間の面でメリットがあります。
例えば、設計と施工を別の業者に依頼する場合、それぞれの会社と打ち合わせをしなければならず、手間がかかります。また、重要な伝達事項を伝え忘れるリスクもあります。
様々な用途で使える
システム建築といえば工場や倉庫などの平屋の建設に使われるものというイメージを持つ方は多いと思います。
内藤ハウスではそういった建物に加えて保育園、事務所、店舗、福祉施設、イベント施設、教育施設、住宅などにも対応可能です。
「建物を建てたいがシステム建築を利用できるか分からない」という場合は一度問い合わせをするのがおすすめです。
デザイン性が高い
システム建築は使用するパーツやデザインが徹底的に標準化されているため、一般的にはデザイン性は低いのが特徴です。
しかし、内藤ハウスではシステム建築で建てたとは思えないようなおしゃれな外観を実現することができます。
「うちはシンプルな外観で十分」と思う経営者の方もいるかもしれませんが、見た目がおしゃれな建物は従業員のモチベーションを高めたり、取引先からの印象が良くなったりと、メリットがたくさんあります。
外壁材の種類が豊富
内藤ハウスの外壁材には次のようなものがあります。
・防火サイディング
・金属サイディング
・ALC
・サンドイッチパネル
条件や用途に合わせて適切なものを選ぶことができます。
リフォームが可能
内藤ハウスで建てたシステム建築の建物はリフォームが可能です。
リフォームの際は建物の用途変更申請からサポートしてもらえます。
新築の建物もいつかは老朽化するものです。
リフォームができれば老朽化の際の選択肢が増えるのでいざというときに便利です。
太陽光パネルを設置できる
屋根には太陽光パネルを設置することができます。
太陽光パネルで発電すれば電気代を抑えることができます。
また、蓄電池システムと併せて利用すれば、停電時も電気を使用できます。
例えば工場なら、停電が発生しても機械や生産設備を動かし続けることができ、製造を止めることがありません。
企業にとっては太陽光発電を導入するメリットはとても大きいのです。
建設後に太陽光パネルを導入することも可能ですが、屋根の仕様によってはパネルを設置できないこともあるため、建設時によく検討するのがおすすめです。
内藤ハウスのシステム建築の注意点3つ
この章では内藤ハウスでシステム建築の建物を建てるときの注意点をご紹介します。
1.空間の大きさに制限がある |
2.耐火建築はシステム建築のメリットが少なくなる |
3.屋根の仕様に制限がある |
空間の大きさに制限がある
内藤ハウスのシステム建築は商品によって作れる空間の大きさに制限があります。
工場や倉庫は広ければ広いほどレイアウトの自由度が高まり、最適な作業動線を敷くことができます。
例えば、システム建築の大手メーカーの横河システム建築は最大無柱スパン60mを実現することができ、大空間の建物が手に入ります。
耐火建築はシステム建築のメリットが少なくなる
内藤ハウスではシステム建築で耐火建築物を建てることができます。
ただし、コストや工期の面でのメリットは下がってしまうので注意が必要です。
ちなみに、システム建築では部材を徹底的に標準化し、プロセスもシステム化しているため、在来工法と比べて高品質・低コスト・短工期というメリットがあります。
耐火建築にするメリットももちろんあるので、建設において何を重要視するのかを明確にして慎重に判断しましょう。
屋根の仕様に制限がある
内藤ハウスでは平らな屋根や交配屋根が用意されており、建物を建設する土地の気候条件や求めるデザインによって合うものを選びます。
ただし、システム建築やプレハブ建設の場合は選択肢に制限が出ることもあります。
内藤ハウスのシステム建築の価格
内藤ハウスのシステム建築の価格は商品、建物の規模、仕様、地域など、様々な条件によって異なります。
そのために一概にいくらと言うことはできません。
具体的な建設コストを知りたい方は問い合わせをして見積もりをもらいましょう。
内藤ハウスのシステム建築・プレハブ建築商品の種類10つ
この章では内藤ハウスのシステム建築とプレハブ建築の商品をご紹介します。
MATCH-Panel
鉄骨と木材の両方を使用した構造が特徴です。
柱を外壁パネルで覆うことで通常のプレハブ建築では実現できないような高級感のある外観を作ることができます。
MATCH-Core
軽量化を追求しているのが特徴です。
建物が軽いため、幅広い地盤に建てることができます。
部材が軽いとコストが安くなったり、工期が短くなったりするメリットもあります。
MATCH-Bright
軽量鉄骨で開口面が広い建物を実現する商品です。
光がよく入るため、建物内が明るくなります。
コンビニ、車庫、飲食店などにも利用できます。
MATCH-Grid
軽量鉄骨造と木材を組み合わせた商品で、外壁面に取り付けられる木のパネルが印象的です。
システム建築やプレハブ建築とは思えないようなデザインの建物が作れます。
MATCH-Duo
最大3階建まで建設可能で、1階は駐車場として利用することも可能です。
1階を重量鉄骨造、2階を軽量鉄骨造にすることで、それぞれのメリットを良いとこどりすることができます。
MATCH-Order
軽量鉄骨やシステム建築の良さを生かしつつ、顧客の要望にも応えるオーダーメイド型の商品です。
GIGA-Range
18mスパンで、工場や倉庫に適した無柱空間を低価格で手に入れられます。
GIGA-Bulk
最大スパンは60m。大空間を求める方向けの商品です。
クレーンの設置も可能です。
KIT-Base/KIT-Base+
組み立てや解体が短期間でできるため、仮設の建物のように「すぐに、早く」利用したいときに向いています。
部材は再利用できるため、環境にも優しいです。
HAKO×MAK
太陽工業株式会社とのコラボ商品。
優れた印刷技術を用いることで色彩豊かな外壁を実現することできます。
しかも、幕材を交換するだけで外装を変えることができます。
まとめ
内藤ハウスは10種類のシステム建築・プレハブ建築商品を持っているのが特徴で、幅広い選択肢の中から条件に合うものを選ぶことができます。
ただし、システム建築メーカーは他にもたくさん種類があり、各メーカーの特徴を知った上で最も合うところを選ぶことが大切です。
他のメーカーについてまとめた記事もありますので、ぜひご覧ください。