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建設現場がイメージアップにしている3つのこと

「きつい・危険・汚い」という3Kを言われる建設業です。
様々な面で、こうしたイメージを払拭させる努力をしています。

例えば、作業着のデザインに力を入れて、ビジュアル面からの改善をしています。デニム素材のかっこいい作業着を見かけることはありませんか?

また、きついということで、国の取り組みとして「土日休み」を試験的に行なっています。

こうした建設業界のイメージを変えるための取り組みを見てきました。
しかし、こうして見ると、建設現場そのもののイメージを変える取り組みというのは、あまり前例がありません。

近年、建設現場のイメージを変える取り組みが少しずつ増えています。
今回は、イメージアップに取り組む理由や目的、さらにはどんなことでイメージアップをしているのかをご紹介します。

実際に見たことがあるという方もいらっしゃるはずです。
取り組みを知って、共感できたら現場でも試してみてください。

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目次

これまでの建設現場のイメージ

それでは、これまでの建設現場のイメージについて確認をしておきましょう。
これは、同業者のイメージというよりは、周辺の住民や建設業界そのもののイメージになります。

危険な場所で怖い

騒音、埃などを防止するために幕がしてあるため、中の状況が全く分かりません。見せないようにしているわけではないですが、部外者から見れば「何をしているの?」という感想になります。

見えないし、近づけないというものに対して「怖いところ」という印象を自然と持ってしまいます。

また、見えないだけではなく、重機が何台も入り大きな鉄骨を組み立てていく様は「落ちたら危険だな」と思わせる原因になります。

不用意に近づかれては、確かに危険ですが「怖いところ」と思われるのは印象がよくありません。

汚い

外での作業ですから、汚れはあります。建物の土台となる基礎をしている時には土を掘り返すから、土まみれになります。水で流しても綺麗にしても、泥なので、オフィス街などでは嫌がられてしまいます。

また、働く作業員を見て「汚い」と思う人たちもいます。力仕事で汗を流すことは当たり前なのに、そうした仕事が「カッコ悪い」という解釈になる人たちもいます。非常に残念ですが、これが世間の印象でもあります。

怖い人がいる

これもまた世間の勝手なイメージですが、建設現場には「怖い人がいる」と思われがちです。危険と隣り合わせの仕事ですから、言葉が厳しくなることもあります。また、ルールや計画が守れないスタッフがいると、現場全体の士気が下がるので事故の原因にもなります。真剣勝負です。

そんな怒声が響き渡ると、周辺を通る住民にしたら「こわい人がいる」というイメージがついてしまいます。

どれも理由が分かれば理解してもらえるはずですが、そうした機会がなく「3K」という印象となり、ここまできたというのが自然な流れです。

イメージアップが必要な理由

上記のように、正当な理由を知らずにイメージだけが先行している状態では、今後の建設業はイメージが悪くなる一方です。さらには人手不足が深刻化することも考えられます。

そこでイメージアップを試みる建設現場が増えています。
ここではイメージアップが必要な理由を挙げてみました。

地域の理解を得る

地域への説明や理解を求めるために建設前、工事前に何度も繰り返し行なっています。そこでの合意があって、初めて作業に入ることができます。

しかし、最初に説明しただけでは、不十分な時があります。それは業者側と住民側とでの考え方の相違です。建設現場に対するイメージと同じで、危険や作業についての説明の解釈が違うことがあります。これに関しては、建設現場が動き出してから「話が違う」となります。

つまり、地域の理解は常に確認する必要があるのです。
そこで、伝えていくことで施工期間を安全に問題なく進めていくことができるのです。

丁寧な説明を向き合う努力が人の心を動かします。

苦情を減らす

説明を怠ったり、話す機会を減らしていけば、あっという間に苦情となり問題が大きくなっていきます。

建設する建物が大きくなるほどに、地域住民は「どこに問題が発生するのか」が分からなくなります。自分達の生活に影響が出て初めて気づく人がほとんどです。

上記のように説明だけでなく、苦情を減らすための対策を先手を打っておく方が、トラブルになる前に解決することができます。

事故なしで終わりたい

地域とのトラブル、苦情は、現場で働くスタッフにも悪影響があります。文句を言われる状況で働くのはストレスとなります。そうなると、事故が起こる原因にもなります。また、管理する側も連絡が漏れたり、確認が甘くなってしまうことも考えられます。

現場の安全を守るためにも、現場の印象は良いイメージでありたいのです。

イメージアップのためにしていること

では、実際にどんなことをして現場のイメージアップをしているのでしょうか?
聞くと「「見たことある!」ということもあります。
見たことがあり、その理由を知ると建設現場への印象は変わります。

建設現場の説明を掲示する

建設現場を囲っている壁を利用して、建設現場についての説明が書いてあります。これは、掲示が必要となる建設内容の詳細とは違います。むしろ、誰もが読んで分かるレベルでの内容説明です。

・どんな建物ができるのか
・どんな作業をしているのか
・使っている重機などの説明

このような内容を写真や絵を交えて説明して読んでもらう工夫をしています。素通りしても取り組みを知ることはできるので、働く人に対しての理解は深まるはずです。

また、最近では子供のイラストを掲示したり、一部を解放して落書きができたりする壁もあるようです。

もちろん、作業が優先ですから、比較的安全な場所を選んで知ってもらう努力をしてください。

市民参加型の見学会をする

大手建設会社などがイベントとして、建設現場の見学会を計画しています。
危険が潜んでいますが、安全なルートを確保して実際の建設状況を見てもらったり、働くスタッフの説明を聞くことで親近感が生まれます。

参加に対しては、大人、子供でも問わないことが多いです。社会科見学の感覚で参加して、知りたいと思うことを聞いてもらうことで、作業する側もの地域住民の声を知ることができるので、働き方の改善にもなります。

イルミネーションをする

最も増えているものとして、イルミネーションを点灯する建設現場が増えています。現場の規模が大きいほど、綺麗なイルミネーションとなるため地域だけでなく、遠くからも見えるので多くの人の心を癒すことができます。

近いと危険であっても、遠くから見る分には安全ですし「あそこは何ができるの?」と興味を持ってもらうこともできます。

実際に用意するとなれば、電気やバッテリーライトなど用意するものが負担となる可能性もあります。準備前には確認が必要です。

また、東京駅などで見られるプロジェクションマッピングという方法も取り入れられています。この場合は条件を整わないとできない場合もありますが、一つの方法として検討されてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

建設現場のイメージアップをする理由についてご紹介しました。
世の中のイメージで汗かくことがきたないこと、ダサいことと言われがちの昨今ですが、建設業界がビルや橋、駅を建てないことには私たちの生活は潤いません。

ちょっとした考え方の違いが、建設業のイメージを下げています。
だからこそ、歩み寄り理解してもらうことも必要です。

できることから取り組んでみたり、同業者に話を聞いてみてはいかがでしょうか。
必ず、良い結果に繋がっていきますよ。

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