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工場・倉庫が知るべき生産性を高める照明の選び方

工場・倉庫が知るべき生産性を高める照明の選び方

この記事では次の内容をまとめています。

  • 照明を選ぶときのポイント
  • 工場・倉庫の照明の種類
  • 知っておくべき照明の管理方法

これから工場や倉庫を建設する、生産性を高める照明の選び方を知りたいという企業が知っておくべきことをまとめました。

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目次

工場・倉庫が照明を選ぶときに見るべきポイント7つ

この記事では工場や倉庫の照明の選び方をご紹介します。

1 取り付けるエリアに適しているか
2 最低照度を満たしているか
3 遠隔操作
4 センサー付き
5 角度調整
6 省エネ対応
7 レイアウトに合っているか

取り付けるエリアに適しているか

照明を選ぶ際は取り付けるエリアに対応しているものを選びましょう。

同じ工場や倉庫の中でも、部屋によって環境は異なります。

例えば、天井が高い、大空間、高温になりやすい、食品を扱うから異物混入を防がなくてはいけないなど、建物の構造や企業の業種によって様々な特徴があります。

特徴に合った照明を選ぶことで、明るく、作業がしやすい現場になります。

後で取り替える手間を省くためにも、最初からエリアに適したものを設置しましょう。

最低照度を満たしているか

「労働安全衛生規則 第三編 第四章」において、作業内容別で最低照度が定められています。

詳細は次の通りです。

  • 精密な作業 三百ルクス以上
  • 普通の作業 百五十ルクス以上
  • 粗な作業 七十ルクス以上

暗すぎる場所での作業は目が疲れたり、視力が低下したりと健康に関わります。

また、よく見えなくて作業が進まず、従業員のモチベーションを下げることにもなりかねません。

そこで、最低照度を守り、作業をしやすい明るさを維持しましょう。

遠隔操作

遠隔操作できるかどうかも見るべきポイントの1つです。

最近は電気を遠隔で操作できます。

例えば、違う場所に居ながら、電気を消したりつけたりできますし、明るさを調節することもできます。

この機能があれば、従業員が作業をしているエリアだけ電気をつけたり、人がいないのに電気がついているところがあれば消したりと、効率的に照明を使えます。

また、わざわざ現場に行って操作しなくていいので、生産性アップにも繋がります。

センサー付き

センサー付きの照明は非常に便利です。

人に反応して点灯し、人がいない時間が続くと自動で消灯します。

そのため、つけっぱなしを防げますし、わざわざつけたり消したりする必要がなく、行動に無駄が生まれません。

角度調整

細かい機能ですが、角度調整があるかどうかも大事なポイントです。

照明の中には照射角度を変えられるものがあります。

これなら、天井や照明を設置する部分に傾斜があっても問題なく取り付けることができます。

また、細かい作業をするスペースなど、特に照らしたいところに光が集中して届くように角度を調整することも可能です。

省エネ対応

環境問題への意識が高まっている今、省エネの照明が増えています。

例えば、消費電力を抑えられたり、長寿命でゴミが出にくかったりと様々な面で省エネを実現しています。

こうした照明を使うと、工場や倉庫にとっては電気代や廃棄物処理費用を削減できるというメリットがあります。

企業は社会に対する責任があるからこそ、環境に優しいものを選びたいですね。

レイアウトに合っているか

照明は建物内のレイアウトを考えながら選びましょう。

なぜなら、建物の全ての場所を明るく照らす必要はないからです。

あまり使用されないスペースを明るく照らしても意味はなく、電気代の無駄になってしまうだけです。

そこで、作業スペースや機械の周りなど、明るさが必要なところはしっかり照らし、他の部分は最低限の光量に抑えるよう、考えて照明を配置しましょう。

工場・倉庫で使われる照明の種類9選

この章では工場や倉庫の環境に対応できる照明の種類をご紹介します。

高温

ボイラー室など、高温の環境に耐えられる照明があります。

具体的にどれくらいの温度に耐えられるのかは種類によって異なるので、自社の工場の気温が何度まで上がるのかを把握した上で、対応できるものを選びましょう。

低温

食品工場や冷蔵冷凍倉庫など、気温がかなり低くなる環境下では低温に耐えられる照明を選びましょう。

冷凍冷蔵倉庫で扱う食品は種類によって適温が異なります。冷凍倉庫はマイナス50度以下で保管するケースもあります。

このように、低温といっても温度がかなり幅広いので、自社の温度帯に対応できる照明を探しましょう。

軽量

軽い照明は建物への負荷を軽減します。

特に工場や倉庫は大空間になっていることが多く、照明の数も多くなりやすいです。

だからこそ、1つ1つの照明が軽いと大幅に負荷を軽減できます。

また、軽いことで取り付けや取り外しがしやすいというメリットもあります。

防塵

工場によっては製造の過程で粉塵が発生する場合があります。

防塵タイプは粉塵が照明の内部に入らないような構造になっていて、機能性が落ちるのを防ぎます。

防水

湿気が高いエリアには防水タイプの照明が合っています。

雨や風が入りやすい半屋外のスペースにもおすすめです。

照明と水の相性は悪く、防水機能がないものを設置すると故障の原因になるので、湿気や水蒸気に強いものを選びましょう。

耐衝撃

工場では製造中に衝撃や振動が発生することがあります。

こうした環境下でも耐えられるのが耐衝撃の照明です。

屋内にクレーンや大型の機械がある工場におすすめです。

オイルミスト対応

オイルミストが発生する環境に対応したタイプです。

強化ガラスが使われるなど、油煙が発生する現場でも耐えられる作りになっています。

異物混入対策

食品工場では直接体内に入れるものを製造するため、異物混入を徹底的に防がなくてはいけません。

実は照明は異物混入を引き起こす原因となりやすいです。

例えば、機器に付着した埃が落ちたり、光に引き寄せられた虫が落下したりと、不衛生な状況を生み出します。

そこで、埃が付きにくい素材や構造を取り入れていたり、虫が寄らないようになっていたりと、異物混入を避けられる工夫がされている照明を選びましょう。

海岸沿い対応

海岸沿いの工場や倉庫は塩害が発生しやすいです。

塩分に耐えられる照明を選択しましょう。

工場・倉庫がLED照明を導入するメリット4つ

この章では工場や倉庫がLED照明を選ぶメリットをまとめました。

1 節電
2 長寿命
3 熱を持ちにくい
4 色褪せしにくい

節電

LED電球は従来の電気に比べて大幅に消費電力を抑えることができます。

照明の値段は高めですが、その分、電気代は抑えられます。

環境に優しいので、社外にアピールする材料にもなります。

長寿命

長持ちするという特徴があります。

工場は天井が高いことが多く、取り替えの際は大掛かりな作業が必要になり、場合によっては操業を止めなければいけないこともあるかもしれません。

しかし、LEDなら取り替えの回数が減ります。

また、廃棄物を減らせるというメリットもあります。

熱を持ちにくい

従来の電気は熱を持ちやすいという特徴があり、建物内の気温に影響を与えることもあります。

特に工場や倉庫は夏に暑くなりやすいので、それがさらに加速するとなると、従業員は過酷な環境下で働かなくてはいけなくなります。

一方で、LEDは熱を持ちにくい性質があるので、こうした心配がほとんどありません。

色褪せしにくい

LEDは紫外線が少ないため、倉庫で保管されている製品のパッケージが色褪せするリスクを小さくすることができます。

色褪せがひどいと出荷できずに廃棄になることもあります。

LEDはコストの無駄を防ぐこともできます。

工場・倉庫が知るべき照明の管理方法2つ

この章では工場や倉庫が知っておくべき照明の管理方法をご紹介します。

1 定期的にメンテナンスをする
2 掃除をして照度を保つ

定期的にメンテナンスをする

照明は定期的にメンテナンスを行いましょう。

種類によっては10年など交換時期が決まっているものもあります。

この期間を過ぎて使い続けると、部品が腐敗して落下したり、照度が下がったりと、様々な悪い影響が出てしまう可能性があります。

そこで、定期的にメンテナンスや点検を行い、万全の状態で使うようにしましょう。

掃除をして照度を保つ

照明は埃が溜まると照度が落ちてしまうことがあります。

そこで、定期的に清掃して、照度を一定に保ちましょう。

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まとめ

工場や倉庫で安全に、精度の高い作業をするためには場所に合った照明を選ぶことが欠かせません。

特殊な環境下でも耐えられる様々な照明が販売されているので、工場や倉庫の各エリアに適したものを選びましょう。

1 取り付けるエリアに適しているか
2 最低照度を満たしているか
3 遠隔操作
4 センサー付き
5 角度調整
6 省エネ対応
7 レイアウトに合っているか

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この記事を書いた人

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