鉄骨階段の錆を見つけたらする3つのこと

マンションやビルに見かける外付けの階段を気にしたことありますか?
非常階段として設置されることがほとんどですが、使用頻度が低いためメンテナンスを怠りがちな設備でもあります。

鉄骨の階段でやはり怖いのは「錆(さび)」です。けれど、放置しているあまり、錆びていることが当たり前のようでもあり、危険であることを見落としがちでもあります。

錆ができることで鉄骨の強度や品が下がっていくので、いつか重大な事故が起こる可能性も含めています。

そこで今回は、鉄骨階段に錆ができる原因、トラブルや修繕についての方法や必要性をご紹介します。

目次

鉄骨階段が錆びる原因

マンションやビルにある外階段はエレベーターがある建物が増えているので、非常階段として設置されることがほとんどです。

普段は防犯を理由に施錠されていることが多く、住人や利用者が使用することはほとんどありません。建築上のルールとして作られています。

また、鉄骨が選ばれる理由としては、建物と同じように耐久性があることです。いざという時に活躍できるよう、安心できることが選ばれる理由です。

けれど、耐久性が高いということは、メンテナンスが必要ではないという意味ではありません。ここを誤解するケースが増えているのも事実です。さらに、何もメンテナンスしない状態で放置していると鉄骨を劣化させる錆ができてしまいます。

なぜ、鉄骨に錆ができてしまうのか?

錆ができる主な原因がこちらです。

酸化する

錆ができる必要条件は、水と酸素です。酸素は空気中にあります。水と鉄骨が結びつくイメージは一見ありませんが、外の階段の場合、雨が原因となります。

日本では雨が多く、湿度も高いため鉄骨が錆びやすい条件が整っているのです。

塩害のリスク

こちらは海に近い地域にある建物が錆びる原因です。塩を含んだ風を受けることで鉄骨が錆びていきます。

つまり、日本において

外階段を作ること=錆はできる

確実にできることを想定して保護する塗装やメンテナンスを考えなくてはいけないのです。

鉄骨階段が錆びたらどうなるの?

鉄骨が錆びやすい環境であることが分かりましたが、実際に錆ができると鉄骨階段はどうなるかを考えてみましょう。

表面に錆ができる程度は、まだ鉄骨への大きな影響はありません。できやすい環境ですから100%錆を作らないということは難しいことです。

問題はできてしまった錆を放置してしまった後です。錆は放置することで少しずつ周りに増えていきます。こうして範囲が広がっていくことで鉄骨の内部にまで錆が侵食していきます。侵食が始まることが危険な状態です。

鉄骨の内部に錆が侵食してくると、鉄骨の良さである耐久性がなくなっていきます。建物を支えたり、階段のステップや手すりなどを支えることができなくなります。

さらに侵食した錆を放置し続けると、接続部が腐り支えられなくなるので階段が落下する可能性が出てきます。

万が一、落下した場合は「階段が壊れた」というだけでは済まなくなるケースもあります。歩いている人や従業員を巻き込む事故になることも考えられるのです。

鉄骨が錆びている3つのサイン

鉄骨が錆びていることは「見たら分かる」と言われそうですが、錆びている3つのサインがあるので、改めて覚えておきましょう。

触れると手が汚れる

錆は鉄骨が腐敗している状態です。鉄骨の表面には錆防止のための塗膜が塗られていますが、錆が発生するということは、すでに塗膜が機能していません。

鉄骨の表面にできる錆は赤茶色をしています。触れると手に付くので汚れます。衣類に付くと汚れが落ちないこともあります。

この状態を見つけたら錆びています

錆が広がっていく

錆は少しずつ増えていきます。手に付く程度は初期の段階です。このまま放置していくと表面的にも広がりを見せいくので変色しているのが遠目でも分かるようになります。

この状態になると、手に錆が付くというより表面が剥がれている可能性があります。触れると怪我する危険があります。

さらには、鉄骨の中心部にも錆が到達していることも考えられるので、耐久性が落ち始めています。

鉄骨が折れる

ここまで来ると、表面はボロボロと剥がれ落ちています。すでに鉄骨の中心部にも到達しているので、耐久性、強度も建設当時とは比べ物にならないほどに落ちています。

日常的に使用していれば、鉄骨は簡単に折れてしまいます。ステップを踏み外してしまうこともあります。
また、非常階段であれば誰も使用しませんから、錆びて劣化していることに気づかないので事故の原因と可能性もあります。

確実に使用は中止して、速やかに撤去、または修繕が必要です。

鉄骨階段の錆を対策

できてしまった錆は、取り除いて再塗装することが必要です。
ただし、状況によっては補強や撤去して作り直すことになります。

下地処理をする

再塗装の前に、錆を落とすことが必要です。
いくら再塗装するといっても錆を残しておくことはできません。残した錆が内部で侵食してしまいます。

まずはヘラなどで錆を除去します。この時に古い塗膜も一緒に除去します。

内部まで腐食していたら

錆のの除去はあくまでも表面的な部分しかできません。中心部までに錆が腐食している時には、溶接による補修が必要になります。中心部に達している場合、錆による穴ができます。その穴を金属で補修することで強度を回復させ、下処理だけでなく不安も取り除くことができます。

また、ステップの場合は交換する方が安心です。

錆止め塗装

下処理が終わったら、塗装をします。実は塗装は2種類を塗装します。最初に錆止め塗装を塗ります。鉄骨に直接塗ることで皮膜ができるので、錆の原因となる水と酸素に触れることを防ぎます。

仕上げ塗装

錆止め塗装の効果を維持するために、重ねて仕上げ塗装を塗ります。ここまでの流れでも分かるように、最初の塗装が永遠に効果が続くということはありません。放置していたから錆ができたのです。

つまり、錆止め塗装も無限ではありません。だから、仕上げ塗装をして効果が少しでも有効であるようにします。

どちらの塗装も3年程度で塗り直すことを念頭においておくといいです。塗り直すというよりは、まずメンテナンスしてもらう時期として覚えておくといいでしょう。

業者選びは慎重に

塗装業者は、建設業界の中でも詐欺の多い業者です。
安い値段で塗装をすると広告して、手抜き工事で終わらせるということがあります。

例えば、錆の除去の下処理をしていない。仕上げの塗装が十分にされていない。目視では確認できない部分での手抜きが多いといわれています。

まずは、安さで決めないこと。相手は知らないと思って話しかけてくるので、基本的なことは理解しておくことが必要です。

そして、業者をよく見ることです。調子のいいことばかり言う人は怪しいです。良い点、悪い点、費用の詳しい説明、どんなことも丁寧に話してくれる、または質問にきちんと答えられる人であることが最低条件です。

鉄骨階段も建物の一部です。つまり、あなたの財産なのです。今は所有していても将来的には貸したり売ることも考えられます。その時に人が気にしないような外階段にもメンテナンスがしてあるのはポイントが高いです。
見える部分だけでなく、細かい部分にも気を配りたいですね。

まとめ

建物の外階段、鉄骨階段の錆についてご紹介しました。鉄骨を使用している限り、錆とは付き合っていかなくてはいけません。できる環境にあるため全くなしと言うことはできまでん。

だからこそ、日々のメンテナンスに心がけることと、修繕が必要となった時は業者にきちんと作業してもうことをオススメします。あなたの資産の価値を下げないためです。

大切にしてください。

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