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建設前が大事!工場建設を成功させる5つのポイント

企業にとって工場を建設することは、事業を成功させる鍵となります。
絶対に失敗は許されませんし、建設して稼働させてからも慎重に進めていくものとなります。

事業の成功の鍵を握る工場の建設を成功させるためには、やはり計画から稼働後までの全体のイメージがしっかりできているのか?

また、関わる人たちが思いを理解して、同じ方向を向いて工場の建設に取り組めているのか?
こうした細部にまで気遣いができているのかが、成功を左右していきます。

そこで今回は、工場建設の成功に向けて必要なこと、成功を左右するポイントについてご紹介します。
こちらのブログでも何度も紹介している内容ですが、繰り返しご紹介するのは「いかに重要なことなのかを知ってもらいたい」からです。

今回も最後までご覧ください。

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目次

最初にやるべきこと

工場の建設が始まる前からやるべきことがあります。
それがこちらです。

工場を建設する方向性の確認

企業内で工場を建設することが決まったら、建設会社や設計事務所など関係者と情報を共有することが必要です。

・企業の目的
・工場建設から稼働までの計画

工場の新設する理由はさまざまです。
どんなことがきっかけになり、企業で建設することが決まったのか?
「そんな企業内での経緯を伝えることに意味があるのか?」と疑問視されるかもしれません。しかし、意外にもここが一番肝心なところでもあります。

設計者は、こうした背景を大事にしています。ですから、思いを汲み取り、企業が目指すイメージに合わせてデザインを考えていきます。

最近では、工場が企業のイメージを作ることも少なくありません。特に環境に関する取り組みは大きく取り上げられます。こうした社会のニーズにも応えていくことも必要であり、デザインを逆にイメージ戦略として活かすことも考えていけば、設計者にとってもやりやすくなるのです。

迷ったら原点を思い出す

この先、工場が完成するまでにさまざまな修正や変更があることは、誰もが予想できます。その都度、話し合いをしていきます。時には思うように進まないことに苛立つこともあります。

けれど、最初に方向性を話して確認をしておくと、決め手となる基準ができるのです。どんなに良いアイディアだったとしても企業の目的から外れるのであれば修正は必要です。逆も考えられます。今のやり方より良いやり方で表現があるのなら、迷わず変更をしたらいいのです。

工場の建設を成功させる5つのポイント

今回は、実際に建設が始まるまでの段階での成功ポイントをまとめてみました。
始まる段階は建物でいう「基礎」です。足元をしっかり固めることで強い建物を作ることができます。
つまり、工場の建設も始まるまでの段取りがしっかりしていれば、多少の問題はあったとしても建設に失敗することはないと言えるのです。

実施設計をまとめる

方向性を確認したところで、初めて工場に必要な設計を考えていきます。設計者がイメージを図面にして終わりではありません。

・配置計画
工場内の配置について考えます。
主に考えることは、工場内の動線、スペース、緑地です。
人や材料、商品の動線と保管するスペースなどはイメージしやすいですが、環境に配慮した工場とするために欠かせないのが「緑地」です。このスペースについては、専門家と相談しながら配置を考えてみましょう。

・平面計画
こちらは配置と似ていますが、設置する機械や従業員の作業スペースなど、生産ラインを中心として考えていきます。

・立面計画
工場イメージ、つまり建物のイメージを考えます。模型を作るなど、実際のイメージに近い形で制作することが目的です。
これにより、さらに企業の目的と方向性が理解しやすくなります。

・断面計画
工場に設置される機械は大きなものがほとんどです。高さの確認、クレーンの数などを確認していきます。

・設備関係の確認
建物や工場内の設計のほかに、設備関係についても確認をしておきましょう。
電気、防災設備、水道、排水、換気、空調設備など必要量と必要の有無を企業側と設計者において把握してください。

関係法律を確認する

建物のこと、工場内のこと、設備に関することなど、企業と設計者が決めたとしても法律に違反していないことを確認する必要があります。建築関係者であれば、こうした法律に配慮した設計ができるわけですが、改正を繰り返しているので微妙に規格外になることも考えられます。何度でも確認をすることをオススメします。

主な法律はこちらです。

・都市計画法
・建築基準法
・工場立地法

こちらの3つは、外すことができません。また、工場を建設する地域によっても独自のルールがることも考えられます。地形や環境に配慮したものと考えられるので、事前に行政に確認しておくことも必要です。

工場建設の発注先は経験豊富であること

ここまでの計画や確認は企業側だけでもできることです。ここまで固めることができたら、いよいよ建設会社、設計事務所を選ぶ段階に入ります。

最も大事なのは、工場建設の経験の有無です。住宅をメインにしている業者を選んだら、それは人選ミスであり工場の建設は失敗に終わります。きちんとした経験と実績にある業者であることの確認は必要です。

周辺住民への説明と理解

工場の建設となれば、雇用が生まれるということで誘致されるケースも少なくなりません。こうした受け入れがされていても、全ての住民が理解して協力してくれるとは限りません。不安や不満を抱えれいる住民がいることを忘れてはいけません。
建設に入るまでに、きちんと説明をして理解を得ることは必須です。

また、自然環境に影響が出ることを恐れています。排水やごみ処理、24時間稼働する場合には夜間照明など、自然環境に影響がないことも加えて伝えてください。もちろん人の体にも影響がないことは説明しておきましょう。

ランニングコストとメンテナンス

建設に入る前に、工場が稼働した時のランニングコストとメンテナンスについても確認しておきましょう。
企業の目的やイメージを設計に取り入れても、その後に費用がかかるものでは困ってしまいます。

長く工場を稼働させ、その土地にて利益を上げていくことは、企業側だけでなく誘致した地方の行政にとっても嬉しいことです。
費用についてしっかい考えて、改善が必要であれば、あらためて変更をしてください。

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人を見て選ぶ

工場の建設で成功するポイントをご紹介しました。

より良い工場を建設するためには、事前に準備をすることの大切さがご理解いただけたと思います。基礎をしっかり固めていきましょう。

しかし、最も大切なのは、やはり人選です。人の見て選ぶことが重要です。上記では工場建設の経験を重視することが必要だと述べました。確かにこれも大切ですが、それ以上に大切なことは業者の人柄です。自分の経験を重視して、企業側の意向を退けるような人であれば、思い通りの工場が建設できたとしても、それは業者の工場となってしまいます。企業のイメージは全く変わってしまいます。

誰のための工場であり、どんな目的を掲げて建設をはじめるのか?
ここでも目的、原点に帰る必要があります。

施主の意見に耳を傾け、最良な案を挙げてくれるなら、それはプロの意見として受け入れてもいいです。ダメなのは意見を押し通すことです。この違いを間違えないでください。

人選によってつく重ねてきた豊富な経験を持つ建設会社、設計事務所を探してください。

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この記事を書いた人

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