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抗ウイルス対策にもなる塗料を塗り替える理由と5つのタイミング

抗ウイルス対策にもなる塗料を塗り替える理由と5つのタイミング

塗料は、対象物を保護や美観を目的に使用されます。
もちろん、建物には外装や室内に塗料が保護や美観を目的に使用されています。

塗料の性能は優れており、環境や用途に応じて使い分けることが可能です。
性能だけでなく、対応年数の長いタイプもありますから、何を重視するのか悩んでしまうケースもあります。

今回は、建物の塗装に使用される塗料の使用目的や性能などについてご紹介します。
さらに、抗ウイルス対策となる塗料も開発されていますので、こちらもご紹介します。

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目次

塗料とは

塗料は、顔料・樹脂・溶剤を混ぜ合わせて作られます。使用する目的は、保護・美観とされ、機能性付与の役割をしています。

塗料と言われるとペンキと思われがちですが、実は塗料とペンキには違いがあります。

ペンキは、オイルペイントや合成樹脂調合ペイントを、植物油やうすめ液で希釈して使用します。主に木材や金属の表面に塗布して保護・美観を高めます。

目的は、塗料と変わりがありませんが、ペンキは塗布後の乾燥に時間がかかり、耐用年数(変色・塗り替え)が短くなります。
さらに、塗料には優れた性能があるためペンキより高額になります。
この点が、塗料とペンキの違いです。

こうした点から、建物の外壁塗装には塗料の方が多く使用されています。

塗料の歴史

日本での塗料は、代表的なものとして漆塗りがあります。
漆塗りは、漆の木やブラックツリーから樹脂を採取して、加工した天然樹脂塗料です。

現在、建物の外壁に使用される塗料は洋式塗料が主流で、日本には明治時代以降に伝えられました。海外から輸入された塗料の当時の価格は、1缶(12.7Kg)約3円です。東京の品川あたりの土地が1坪約2円という時代でしたので、いかに高額なものだったかが分かります。

その後、日本でも塗料の研究と開発が進められ、国内での生産が可能となりました。今では色の種類はもちろん、優れた性能を持つ塗料が多種多様に生産されています。

外壁を塗装する3つの理由

塗料を使用する目的は保護や美観ですが、建物の外壁にも塗装をする理由があります。

天候や環境から建物を守る

建物は、構造や資材など耐震や耐久を考えて建設されます。
これも建物を守っていることには変わりありませんが、外壁は天候や環境から建物を守ります。

  • 紫外線
  • 大雨
  • 強風
  • 猛暑

近年は、天災による被害が報告されるように、大雨、台風のような強風によって建物は何らかの被害を受けるので、ダメージがあります。

また、夏の猛暑は、私たち人間も熱中症や脱水症状といった体へのダメージが大きいように、建物も紫外線や高温によってダメージを受けます。

さらに、海に近い地域では塩害により外壁も影響を受けるので、環境によってもダメージを受けるケースがあります。

過酷な天候、環境による影響によって、建物は本来の建物の寿命を短くさせてしまいます。

新築のような美観を取り戻す

建物を建設して年数が経てば、外壁を含めいろんな部分で劣化や損傷が見られるようになります。

実は、外壁塗装も経年劣化が進んでいくことはご存知でしょうか?

  • 塗装の変色
  • 塗装が剥がれる
  • 塗装の性能が落ちる

新築時に塗装した塗料は、時間が経てば変色して見た目が汚れていくばかりでなく、塗料の性能も耐久が落ちていきます。
塗装の性能が落ちれば、先述したような天候や環境から建物を守ることができなくなってしまい、結果的には寿命を縮めてしまうことになります。

何より建物の見た目が古く汚れて見えるのは、利用する人または住んでいる人のモチベーションを下げてしまいます。いつまでも綺麗な建物であってほしいと思うものです。

建物の資産価値を高める

建物は所有する方の大事な資産でもあります。
貸したり、借りたい、または売却することも、いずれはあるかもしれません。

そんな時に、少しでも価値ある建物として評価されたいと思うはずです。

経年劣化した部分を修復することも必要ですが、やはり第一印象となる外壁は綺麗にしておきたい部分です。

所有する建物を不動産としての資産価値を高めておきたいのであれば、外壁にもメンテナンスを加えておきたいところです。

外壁塗装の塗り替えるタイミングと状態

実際に、どんなタイミングで外壁塗装を塗り替えるのか、またはどんな状態になっていたら塗り替えるべきなのかをご紹介します。

塗り替えは8年が目安

建物に使われた資材や鋼材などにもよりますが、外壁塗装をするタイミングは8年が目安と言われます。
これは、新築の場合も含め、前回の塗装から8年経過した頃が理想だということです。

外壁塗装は、建物を守るためにあります。8年経過するころには、塗膜が剥がれ始めます。
この塗膜こそが、建物を保護する役目をしており守っています。

建物を保護している塗膜が剥がれ始めると、次にダメージを受けるのは建物そのものです。
雨によって濡れてしまえば、資材が痛み、屋根ならば雨漏りの原因にもなります。
このように、構造や資材の部分に損傷ができ、傷んだ部分が増えていくと、建物を使用する危険性もありますし、資産価値も下げてしまいます。

塗り替えが必要な外壁の状態

外壁塗装の劣化や痛みの有無には関係なく、塗り替えるのがベストです。
しかし、本当に塗り替えが必要なのか、素人の目には分かりにくいものです。
そこで、外壁がどんな状態にあった場合に塗り替えをすべきか、その判断材料となる状態をご紹介します。

明らかに汚れている

建物を見た時、誰の目からも「汚れているな」という印象を抱く時には、塗り替えのタイミングです。

では、建物がくすんで見える、汚れて見える原因はなんでしょうか?
主な原因としては、雨が流れた跡です。雨には様々な物質が混じっているため、見た目には透明に見える雨水も物質が残ってしまい汚れてしまいます。

色が褪せてくる・変色する

新築や塗り替えの時に、色を選ぶのは楽しみの一つでもあります。
選んで塗装したのに、年数が経ってしまうと色は変色していきます。

色が変色してしまう原因は紫外線によるもので、日焼けや乾燥が肌に大きなダメージを与えるように、一年中どんな日も、紫外線を受けている外壁塗装は同じことが起きていると考えられます。

苔・藻・カビ

塗料には、外壁を守るために防水性の機能があります。
雨から建物を保護していますが、防水性も年数が経てば機能としては衰えてきます。

外壁が長く濡れた状態が続けば、汚れが目立つようになるだけでなく、苔・藻・カビといった濡れた場所を好む生物が発生してしまいます。

抗ウイルス対策となる塗料

塗料の中には、抗ウイルス対策となるものがあります。
建物の外壁はもちろんですが、室内の塗装としても注目されている塗料です。

2020年に入って騒がれているのが「コロナウイルス肺炎」です。このウイルスは感染力が強く、効果のある治療や薬がありません。

こうしたウイルスや細菌、または花粉などは人に付着するだけでなく、服やスマホといったものに付着して建物内へと運び込まれます。

抗ウイルス対策の塗料は、医療機関向けに研究や開発がされていますが、ビルや住宅にも使用されるケースが増えています。

  • 漆喰を利用して開発された塗料
  • 防臭効果の高い光触媒塗料

漆喰は、日本の木造建築の壁にも使用されていましたが、改めて見直され利用されています。
光触媒塗料は、紫外線を利用して防臭・抗菌・防カビなど優れた機能があり、高額ではありますが人気のある塗料です。

塗料が建物だけでなく、人にも優しく守ってくれるのは、とても嬉しいですね。

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まとめ

塗料の性能や塗り替えのタイミングについてご紹介しました。

塗料は、外壁を塗装して建物を保護していくものだと紹介しましたが、人間の体と同様にメンテナンスが必要なものであることが分かりました。

私たちは、健康な体でいるために病気にならない体作り、予防をしています。
建物も大事にメンテナンスをすれば、良い状態を維持することができ、なおかつ資産価値としても評価が上がります。

建物を維持するモチベーションにもなりますので、外壁塗装の状態にも気にかけてみましょう。

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