寒い倉庫でできる3つの防寒対策について

ここ数年は暖冬といわれますが、それでも冬は寒いですよね。
2018年2月には、大雪により車が立ち往生したをニュースを見ました。
今冬は、そんな被害がないことを願いたいものです。

さて、寒くなることで仕事が辛くなる人たちがいます。
建設現場・トラック運転手など、そして倉庫で働く人たちも含まれます。
どうしてそんなに倉庫は寒いのでしょうか?そして、どんな防寒対策がされているのでしょうか?

今回は、倉庫で行われている防寒対策についてご紹介します。

どうして倉庫は寒いのか?

求人サイトでも倉庫での仕事がキツイ理由として、寒さが挙げらえています。
人間にとって天候や気温の変化は、その人のモチベーションや労働を左右します。
極度に寒いと、動くことが嫌になり暖かいところに留まりたくなります。従業員がこういう状態になると、やはり仕事は捗らず効率が悪くなります。
では、どうして倉庫は寒いのでしょうか?

空間が広い

お部屋で暖房器具を使用する時をイメージしてください。
暖かさを維持するために、部屋を締め切りませんか?

空間が狭いほど、暖かい空気は逃げることなく部屋の暖かくしてくれます。
長くその状態を続けると、今度は暑くなるので適度な換気が必要です。

でも、倉庫は大きな荷物や大量の在庫を保管しておくことが目的なため、広い空間でなければ役に立ちません。部屋のように細かく間切りすることはできないので、暖かい空気が逃げてしまいます。

室内温度を一定保つ

倉庫は保管するものによって一定の温度を保つ必要があります。
物流の一部である倉庫は、運搬するまで一時的に保管する場所です。
倉庫の温度は、「保管温度帯」と呼ばれ決められています。
私たちにも聞き慣れた言葉で、冷凍・冷蔵・常温の3つに分類されています。

実際には倉庫に保管するものによって異なり、さらに細く設定されていますが、主に食品を扱う倉庫ではこうした温度には敏感です。
冷凍倉庫のフリーザー級はマイナス50℃となり、マグロを保管しています。また、クーラー級はマイナス20℃から10℃までと幅広く乳製品やお米などを保管しています。

食品の他にも備品や機材など急激な温度変化に弱い物もあるので、一定の温度を保つのは必須であり従業員が合わせる必要があります。

暖房器具の限界

広い空間を暖めるためには、その空間に適した暖房器具を用意することが必要ですが、上記のように従業員が寒いからと暖房器具を使い続けることができません。
また、業務用の暖房となれば高額ですから数を増やすこと、それに伴う工事代も考えると会社側も了承してくれません。

倉庫での仕事が寒くて辛いと言われる理由が分かりますね。

倉庫で寒さを改善する3つの方法

寒さを耐えるだけでは労働環境として問題があるので、倉庫で働く従業員のために寒さ対策が取られています。
こちらをご紹介します。

ビニールカーテンを付ける

ビニールカーテンで寒さが改善するのか思われがちですが、同じように冬の屋台やカフェのテラス席などでもその空間を囲い利用されています。

実は、ビニールカーテンで暖かい空間が作れる秘密があります。

簡単に間切りして暖かくなる

ビニールカーテンは、壁のように厚みがあるわけではありませんが、倉庫の広い空間を簡単に間切りすることができます。
まずは、倉庫の出入り口に設置をして冷たい空気が入ってこないようにします。そして、備え付けられている暖房器具が暖められる空間ごとに間切りをすれば、暖めた空気が逃げることはありません。また、可能であれば即席で事務所のように空間を作り上げることもできます。

暖房器具も基準の広さ以上を暖め続けると効率が悪くなり、器具の消耗を早めるだけとなります。ビニールカーテンを付けるだけで、その悪循環を回避することができます。

そして、ビニールカーテンを取り入れるメリットが3つあります。

  • 働く人が快適になる
  • 取り付け・取り外しが簡単
  • 設置に関する費用が安い

なにより、保管されている物を傷つけないことが最大のメリットです。

ストーブを配備する

ビニールカーテンよりさらに手軽に暖が取れるのがストーブです。
基本的には、設置に必要となる費用はありません。購入したその日から倉庫にて使用することができます。

ストーブの種類も豊富で、倉庫内でも簡単に移動させることができるようにキャスターが付いたタイプもあるので、女性でも扱うことができます。
また、ストーブの燃料は、石油だけでなく、赤外線ヒーターのタイプもあるので、倉庫ごとに適したものを選ぶことができます。

ストーブは空間だけでなく、作業で冷たくなった手を暖めることができますし、炎の色は従業員の心も暖めてくれます。

体を暖める工夫をする

それでもやっぱり寒い!
冷え性だから辛い!

労働環境を守るためにも、倉庫を管理する会社側も努力していますがそれでも寒い時には、やはり個人で体を暖める工夫をすることが大切です。
次の章で詳しく説明しますが、身につける衣類、カイロなどを使用して体調を崩さないためにも、参考にしてください。

個人レベルの防寒対策

会社側にできる防寒対策の次は、個人レベルでの防寒対策です。
体の体温は人それぞれですから、寒さを感じやすい人もいれば強い人もいます。暖房器具を効率よく使用して暖かさを保てるようになると、その空間を「暑い」と感じる人もいます。万人に適した温度は定まりません。

そこで取り入れたいのが、個人での防寒対策です。
どんな状況になっても、体の暖かさが保てると体感も変わってくるので、仕事への悪影響も減ります。

暖かい衣類を着用する

各メーカーから毎年こだわりの防寒対策となる衣類が発表されます。
暖かい肌着の仕組みは、体から蒸発する水分を利用した発熱と、繊維の間を利用した保温効果です。これにより体を冷やすことなく、体温を維持することができます。

また、裏起毛と呼ばれる衣類は、毛羽立たせた裏毛によって生地にボリュームが出て保温させています。
トレーナーでよく見られる構造ですが、最近ではズボンやタイツでも同様な作りがされています。

カイロを使用する

カイロは、鉄・活性炭・水の化学反応により発熱して暖かくなります。
使い捨てカイロと呼ばれ、約10時間ほど暖かさが持続します。1日8時間の労働が基準なので、仕事中は十分効果があります。

また、カイロのタイプも豊富で、貼れるタイプは衣類に貼り腰やお腹など冷えやすい部分を暖めてくれます。貼れないタイプは、ポケットの中に入れて指先を暖めることができます。

暖めたい体の部位は「首・手首・足首」

防寒対策グッズをさらに効率よく使用するポイントは、「首・手首・足首」を暖めることです。
この3つの部位を暖める理由をご説明します。

まず、首です。
首回りは冷えを感じやすい部位で、首を暖めるだけでも体感温度が変わるともいわれています。
タートルネックやネックウォーマーを利用して暖めてください。

次に手首です。
寒くなると、血流の流れが悪くなるため指先が冷たくなります。血液の流れが悪くなると、指が思うように使えず作業が困難となります。
手の甲をマッサージしたり、手・指先をこまめに動かして血流の流れを良くしてください。

最後は足首です。
足は、第二の心臓とも呼ばれ、ツボが多くあり不調の部分が分かるとされています。つまり逆の事もいえ、内臓との関係が深いツボがある足を冷やすことは、その内臓や部位にも影響が出てしまうので不調の原因を作ってしまいます。
ふくらはぎを暖めるレッグウォーマーを使用したり、足先だけの靴下を履いた上から靴下を履くなどしてください。

その他

やはり体が健康である事が大切です。

  • 免疫力を高める
  • 体を暖める
  • こまめに体を動かす

寒さに強い体を作ることも防寒対策の一つです。
風邪やインフルエンザの予防にもなるので、取り入れてください。

まとめ

倉庫の防寒対策について、ご紹介しました。

私たちの体は、暑さより冷えに強いといいますが、常に寒い状況では仕事の効率は上がりません。
寒いことで作業が遅れたり、注意力も散漫になるので怪我やミスが発生してしまいます。未然に防げることであれば、会社側も従業員も双方に、防寒対策を取ることをオススメします。

様々な方法やグッズなど、お互いに意見して良いものを取り入れていけば、辛いといわれる倉庫での作業も改善されていきます。

寒い冬も元気に働けるよう、がんばっていきましょう!

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