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夜景スポット?工場が夜も明るい3つの理由

しっかりと寒くなってきましたね。

年末に向けて、イルミネーションで装飾された街が華やかになってきました。こんな時は、気持ちまでワクワクしてしまいます。寒いけれど夜のお出かけに掻き立てられます。
みなさんは、どんな所に行きますか?イルミネーションのみならず、夜のお出かけスポットとして、意外な場所が注目されていることは、ご存知でしょうか?

それは、夜の工場です。
意外と思われる方も多いと思いますが、実は、いま夜の工場が明るく綺麗だと人気を集めています。
人気スポットならぜひ行ってみたいのですが、そもそもなぜ、夜の工場が明るく綺麗なのでしょうか?

今回は、そんな夜の工場についてご紹介いたします。

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目次

夜景の楽しみ方はいろいろ

数年前より注目を集めている工場夜景は、夜景スポットとして雑誌で紹介されたり、写真集が出版されています。
その楽しみ方にはいろいろとありますので、ご紹介します。

写真撮影をする

一つの被写体として、純粋に撮影を楽しみたいというタイプです。
一眼レフに三脚を用意して、自分好みのスポットで撮影を楽しんでいます。

撮影を楽しむといっても、工場ですから立ち入り禁止区域などがありルールは守らなくてはいけません。
そんな時に役に立つのが、市町村や観光協会のホームページです。工場夜景がよりよく見られるスポットを紹介しています。

工場を撮影する楽しみは、夜景が綺麗だけとは限りません。
近未来をイメージする建物や巨大な配管に魅力を感じる人もいます。そして、昼間とのギャップを好む写真愛好家もいます。

ナイトクルージングする

工場夜景として有名なスポットは、工場地帯と呼ばれる地域が多くまた、海に面したところが多くあります。こうした地形を利用して、工場夜景が楽しめるナイトクルージングが実施されている工場地帯もあります。

例えば、横浜では「横浜観光プロモーション認定事業」として、旅行会社が定期船を運行しています。
海からのアプローチで、工場に接近することができ、撮影場所などにもこだわりをみせています。
その他にも、ガイドが乗船するナイトクルージングもあり、その楽しみ方にも工夫がみられます。

工場夜景は、すでに市町村の観光として、レジャーとして認知されているのが分かりますね。

夜も工場が明るい3つの理由

では、そんな工場夜景として注目を浴びる工場が、なぜ夜も明るいのか?その理由をご紹介します。
大きな理由としては3つあります。

24時間操業である

多くの工場では24時間稼働しているため、夜であっても働く従業員の方がいます。
そのため、暗くなってしまっては作業に影響が出るばかりでなく、事故の原因にもなるので照明をつけて明るさを保っています。

防犯・事故対策

防犯や事故対策としても期待されます。
24時間稼働であっても、昼間働く従業員数より減少しがちです。警備的にも手薄となる部分もあります。
そんな時に、煌々と明るさを保てれば不法侵入者にも、いち早く気づくことができます。

夜も照明があることで、不慮の事故が発生した場合にも発見しやすくなります。
爆発した場合、炎が立ち上がります。真っ赤に燃える炎を素早く見つけるためには、暗い方が良いのではと思われがちです。しかし、爆発が起こるのには必ず原因があります。配管などの劣化や損傷、そして燃料の漏れなどは、暗い所では全く見えません。照明がついていることで、こうした異変にも気づくことができます。この状態で見つけることができれば、すぐに対処することができ爆発など大きな事故を防ぐことができます。

目印や計測器を見落とさない

また、明るいことで気づけることは、普段なにげなく目に留まっている「火気厳禁」「安全第一」という文字です。事故の原因として怖いのは、「○○したつもり」という確認の曖昧さです。慣れた環境において事故が起きてしまう時に、当事者の多くはこのように証言することがあります。従業員の意識を高めるためにも、暗くても見落とさないように、照明が必ず当てられています。

こうした目印と同様に、確認が必要なのは、計測器の確認です。温度計や圧力計など工場によって種類も違い、設置されている場所も違います。こうした計測器の点検をして異常はないか確認するためにも照明が必要になります。

夜だから、暗いからと、防犯・事故対策を怠ることはできません。昼間と同じように対応しなくてはいけません。そのために設置される照明器具についても、爆発を防止できる防爆タイプをしようしている工場もあります。

夜間飛行の衝突防止

飛行機が「日没から日の出までの時間」に飛行することを夜間飛行と言います。
暗い闇の中を決められたルートを通り、地上無線局を確認しながら飛行機は飛んでいます。しかし、昼間とは違い障害物などの確認ができません。万が一、工場に墜落するようなことがあれば、被害は大きく想像がつきません。
そんな惨事を防ぐためにも工場は明るくあることが必要となります。さらには、航空法に基づいて夜間の点灯が必要となる障害物があります。基準としては「地上から60m以上の高さがある建物・建築物」です。

対象となる建物・建築物です。

  • 工場の煙突
  • 高層ビル
  • 鉄塔
  • 吊り橋・斜張橋の主塔(橋を支えている塔)
  • 電波タワー(東京タワー)

これらには、白色または赤色の「航空障害灯」を設置する義務があります。

工場でいえば、煙突が該当します。
航空障害灯を設置するルールは、点灯する・明るくなり暗くなること(明滅)です。

煙突は赤白以外はダメ

工場の煙突は、どこで見ても赤白であることはご存知ですか?
実はこれも、航空法によって定められているため、他の色を選択することはできません。

航空障害灯と同様に地上60以上の建物の中には、「昼間障害標識」を設置する義務があります。赤白に塗装することがそれを指します。
煙突はこの基準に該当するので、赤白に塗装されています。

煙突は、夜間だけでなく昼間も飛行機が安全に飛行できるように役目を果たしていることが分かりますね。

工場夜景に出かける際の注意点

では、ここで、工場夜景に出かける側の注意点についてもご紹介します。

立ち入り禁止区域には入らない

工場夜景が綺麗に見えるからと立ち入り禁止区域に入ることは危険ですし、夜間で足元が見えないので怪我することも考えられます。
そして、工場内や工場の駐車場にも、入ることはやめてください。

先述したように、市町村や観光協会のホームページには工場夜景が綺麗に見られるポイントが紹介されています。公式なサイトで紹介されているポイントなので、安全に楽しめることができます。

近隣への迷惑行為をしない

工場のある場所はさまざまです。
工場地帯のようなところもあれば、周辺や数キロ先が住宅地という場合もあります。
特に注意して欲しいことは2つあります。

  • 大きな音を出さない
  • 違法駐車はしない

夜ですから、十分に配慮した上で工場夜景を楽しんでください。
そして、自分で出したゴミは責任持って、持ち帰りましょう!

「誰かがやっていたからいい」なんて、子供のような言い訳はしないでくださいね。
マナーやルールを守ることで、工場夜景に心は満たされ充実した気持ちで帰ることができます。

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まとめ

工場が夜も明るい理由には、「安全」であるために不可欠なのが分かりました。
その明るさがあることで、守られるものもありました。

工場といれば過去には、水質汚染など公害問題として、取り上げられることがほとんどでした。
これは決して良いイメージではありませんでした。

しかし、工場の灯を美しいと感じて見ることができるようになった近年では、これまでの良くないイメージが少しずつ払拭されてきたのではないでしょうか?
観光として、被写体として、それぞれが親しみやすい形で、工場夜景が楽しめるように願います。

せっかくですから、一度は行ってみてくださいね。

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