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工場建設におけるパースの基本を徹底解説|種類や制作するメリットなどをご紹介

工場建設におけるパースの基本を徹底解説|種類や制作するメリットなどをご紹介

建築パースというものを知っていますか?パースとは建物の外装や内装を立体的な絵にしたもので、まだ完成していない建物の完成予想図として用いられます。

例えば新しいマンションのチラシにまだ完成していないにも関わらず建物の写真が載っていることがありますが、あれはパースを使って再現したものです。

一見実物だと思い込んでしまうほどの完成度ですよね。

住宅だけでなく工場を建てる際にも建築パースは役立ちます。
例えばパースがあれば建物のイメージを一目見ただけで掴めますし、いざ完成して「思っていたイメージと違う・・・」と落胆することも防げます。

そのため、工場建設の際にはパースを制作しておくと安心です。

しかし、まだパースが具体的にどんなものか分からず、必要性もいまいち理解していないという方もいるかもしれません。

そこで今回は種類やメリットなど工場建設におけるパースの基本を解説していきます。

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目次

建設の際に役立つ建築パースとは

パースとは建物を透視図法を用いて立体的に表現する図法のことです。透視図の英語である ”Perspective Drawing” を略してパースと呼ばれています。

建物の設計図は平面図でも作ることができますが、設計に詳しくない人はそれを見ても具体的にどんな建物になるかイメージができません。一方で建築パースは立体的なので一目でイメージが湧きます。

パースでは外から見た建物全体の見た目はもちろん、内装の様子も知ることができます。

主に手書きとCGの2つのパターンがあり、手書きパースはパステルやコピックなど使う道具によって独特の雰囲気が出るのがメリットです。

反対に専用のソフトウェアを使って作るCGパースはより実物に近いイメージ図を作れるのが魅力です。

あらゆる角度から完成図を見れる。建築パースでできること4つ

次にパースについてもっと詳しく知るために建築パースでできることをご紹介していきます。

360°どこからでも見た目を確認できる

パースはただ図面を立体的にした絵ではありません。ある一点からだけでなく、360°どの視点からでも見ることができます。そのため、どこから見ても納得できる建物を仕上げることができます。

様々な色でイメージできる

建設において色は建物のイメージを決める重要なものです。しかし、どの色にするのが一番良いのか分からないという方は多いと思います。

CGパースは建物にその場で様々な色をつけることができるため、色の比較をしながら最適なデザインを見つけられます。

小物のイメージができる

パースで表現するのは建物だけではありません。中に置く机や照明といった小物までも再現します。そのため、完成後のイメージをより具体的にできます。

シチュエーション別の見た目を把握できる

CGパースでは昼間のはっきり見える外観だけでなく、朝や夜の見た目も再現できます。そのため、薄暗いときや完全に暗いときの建物の印象も知ることができます。

建築パースの主な種類4つ

一言でパースといってもさらに細かい種類があり、それぞれ特徴も異なります。そこで主な建築パースの種類を4つご紹介しましょう。

外観パース

外観パースはその名の通り外から見た建物の様子を表現したものです。完成したらどんな見た目になるのかを一目で理解でき、建物全体のフォルムも把握することができます。

また、外観を知ることで周りの景色や建物に対して上手く溶け込むかを検討することも可能です。

内観パース

内観パースは建物内の様子を3Dで表したものです。中の構造はもちろんのこと、室内におく設備や小物まで再現します。そのため、建物を実際に使うときのイメージが容易になります。

鳥瞰パース

鳥瞰パースとは鳥の目線で、つまり、上から全体を見渡すように作られたパースを指します。外観の場合は普段なら見ることができない屋上全体を見たり、上からの建物の位置関係を確認したりできます。内観の場合は建物内全体の様子を把握できます。

合成パース

合成パースは実際の周りの風景の写真とCGパースを合成したものです。完成後の全体の景色を知ることが可能なため、周りに対して建物が浮いていないかどうかを確認できます。

はっきり完成図をイメージできる。工場建設で建築パースを用意するメリット6つ

建設前にパースを用意しておけば様々なメリットを得ることができます。そのメリットを詳しくまとめていきましょう。

イメージが湧きやすい

完成後のイメージが湧きやすいのはパースの大きなメリットです。平面図だけでは分からないことやイメージしにくいこともパースなら一目で理解できます。サイズ感、雰囲気、細かいデザインといった実物を見なければ分からなさそうなことまで伝わります。

建設後のトラブルを防げる

工場を建設する際に怖いのが事前に想像していたイメージと違うことではないでしょうか。一度建ってしまうと基本的には修正がききませんから、建設前に建設会社や設計士としっかりイメージを共有しなくてはいけません。

しかし、パースで外観や内観を知ることができたらイメージと違うところはすぐに修正すればいいため、完成した後で「思っていたのと違う!」と感じることを防ぐことができます。

細かい部分の要求がしやすい

大まかな間取りやデザインは口頭で伝えることができても、細かい造りを言葉で伝えるのは難しいです。

しかし、パースがあれば変えたい部分を指しながら「こういう風に変えたい」、「ここにこの設備を置きたい」といった説明を簡単に行えます。

パースを用意することは理想の工場を建設することに繋がるのです。

簡単にデザインを変えられる

一度作られた設計図を変更したいとき、設計士に対して申し訳ないと感じてしまいますよね。また、変更があることでデザインの決定が延び、工程全体が遅れることが気になるという方もいるかもしれません。

CGパースは専用のソフトウェアを使っているので、変更があっても簡単に修正できるため、こうした配慮をする必要はありません。そのため、変更したい点も遠慮なく伝えられます。

ただし、手書きパースは変更点があっても修正が難しいので注意が必要です。

デザインが決定するのが早い

パースは色やデザインを変更する作業が早く、さらに設計士とクライアントとの間でスムーズにイメージの共有ができるため、デザインの決定が早く終わるというメリットもあります。

そのため、設計がなかなか決まらずそのあとの工程が遅れてしまうことを防げます。

模型を作るよりコストが安い

建設予定の建物を3Dで表すには模型を作るという方法もあります。しかし、模型は作るのに時間がかかり、精巧な技術も必要なため、コストがかかるのがデメリットです。

一方でCGパースはパソコンで作成するだけなので、コストは模型に比べると安く済みます。

パースを作る際に伝えるべきこと5つ

パースは全て設計士に任せるのではなく、依頼する側がどんなイメージにしたいのかを伝える必要があります。そこでパースを作るときに伝えるべきことを最後にまとめていきます。

建物の規模

建物の全体の大きさはパースを作る上での基礎となります。そこで、新しく建てる建物はどれくらいの坪数か、何㎡あるかといった規模に関わる情報を伝えましょう。また、工場や病院といった建物の使用目的も伝えましょう。

壁、床、屋根などの材質

外壁や屋根に使用する材質が決まっている場合はそれを伝えましょう。材質が違うだけで建物の印象が変わるため、重要なポイントです。

建物内に置く小物

内観パースでは実際に建物内に置くものも再現します。そこで実際に工場が完成した後に建物内に置くものを伝えましょう。工場の場合、作業スペース、食堂、事務所など各スペースに置かれるものをリストアップすることから始めましょう。

建物に使用する色が決まっていたらそちらも伝えましょう。ただし、特にこだわりがない場合やまだ決めかねているという場合は、まずは白黒でパースを作り、色を変えながらどれにするか決めることもできます。

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まとめ

パースとは建物を立体的に表現したものです。まるで実際に建物を見ているようなリアルな造りを見れるので、平面図よりもイメージが湧きやすくなるのが特徴です。

パースと頭に浮かんでいるイメージをすり合わせ、違うところを適宜修正していくことによって理想の工場が完成することに繋がります。

工場建設の際にはぜひパースを生かして納得の行く建物にしましょう。

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