建設現場における3つのドローン活用法

ドローンによる空撮の映像をご覧になったことはありますか?
本来なら見ることが不可能な空から見た映像は、あまりの美しさに誰もが感動すら覚えます。

そもそも、飛ばして楽しむだけというイメージもあり、趣味の範囲で楽しんでいるようにも思えますが、実は建設現場やテレビなどのメディアなどで幅広く活用されています。

建設現場では、どのようにドローンを使い活用をしているのか?また、ドローンを扱うために必要な条件はないのか?基本的なことが知りたいですよね。

今回は、建設現場でのドローンの現状をご紹介します。

ドローンについて

最近見かけるようになった、空撮による綺麗な画像はほとんどがドローンによるものです。空からの撮影することは分かりますが、どんな機能があるのか?その性能についてはどうなのか?まではあまり知られていませんよね。

まずは、ドローンについて簡単に説明します。

ドローンの定義

最も大きなポイントは、「人が乗り込み、操縦をするかどうか」です。
「ドローンは、ご存知の通り人は乗り込まず、遠隔操作や自動操縦によって、飛行しているので「無人飛行機」となります。また、飛行機やヘリコプターのようにパイロットががいて操縦するものは、有人航空機」となります。

さらに、200g未満の機体であることもポイントです。形や大きさはさまざまですが、小さなものだと「ポケットに入るサイズ」などもあります。

ドローンの形

ドローンと聞けば、思い出される形はローターを回転させて浮上します。
ローターの数は一般的には4つで、荷物を運ばせるなど用途によっては、6つ、8つとローターは複数となります。

ドローンによる撮影

ドローンには、いつくかの機能があります。

カメラについて

ドローンのカメラは、720p・1080pなどがあり、グレードが上がれば4k動画のカメラを搭載するドローンもあります。
ドローンの機体は軽く空で不安定になるため、期待を安定させるために高画質のカメラを搭載するケースもあります。

でも、不思議に思いませんか?
機体は軽く、空を飛んでいるのになぜ、画像がブレないのでしょうか?
実は、「ジンバル」と呼ばれる画像の傾きを検知できる装置が搭載されています。カメラが傾けば、もちろん補正をしてくれるので、ドローンが風に煽られても一定の角度でカメラ撮影することができるのです。

保存について

撮影した動画、静止画ともにマイクロSDに保存が可能です。しかし、4k動画など高画質の撮影を続けると、メモリ容量はあっという間にフルになってしまうので、バックアップ用のHDDを用意するなど、対策が必要となります。

ドローンにできること

ドローンにできることは空撮だけではありません。
建設現場で求められるのは、空からの撮影ですがその他にはどんなことができるのでしょうか?

災害などの調査

地震や大雨による災害時に、被害状況や生存確認また、二次災害などの確認のためにドローンを飛ばして確認をします。

すぐに救助にも駆けつけたいところですが、現場に入る自衛隊や消防隊員に危険はないのか、きちんと調査をしなければいけません。
画像で現場を確認して、適切な判断の元、災害救助が行えます。

運搬に利用する

レストランなど、依頼を受けて現地に食事を運ぶサービスが行われています。
人件費や交通費などコストの削減になりますし、ドローンで食事が届くとお客様からも喜ばれています。

また、感染区域や災害時など、人が立ち入ることができない場所や、簡単にはたどり着けないところに薬を届ける役目もあります。

このように優れた機能と活躍で注目を集めるドローンを、建設現場ではどのように利用しているのでしょうか?

建設現場でドローンを使う

建設現場でドローンを使う場面は3つあります。

  • 施工管理
  • 測量
  • 点検・メンテナンス

ドローンを使用するそれぞれについてご説明します。

施工管理

建設現場では欠かせない施工管理とは、現場におけるさまざまな工程を取りまとめることを指します。

例えば、工程管理であれば、工事の規模にもよりますが、関わる職人、作業員が順調に作業が進められるように計画を立て、必要な鋼材などを必要となるタイミングで搬入させています。

その他にも、現場全体が安全に事故なく作業ができるように安全管理をしたり、鋼材の発注から質に至るまで細かく確認をしていく品質管理があります。

では、ドローンはどこで活躍するのか?

1.進捗状況の確認と報告

建設現場は天候に左右されやすい現場です。梅雨の時期には長雨が続くため工期が遅れることがあります。また、施主様の勤務先が遠い場合などは、建設がどこまで続いているのか分からないものです。

  • 現場スタッフや請負人が進捗状況を確認するために撮影する
  • 施主様に進捗状況を報告するために撮影する

この2つを目的に、施工管理ではドローンを飛ばし、撮影を行います。
作業に当たる職人や作業員の報告と合わせて、画像で状況を確認することができるので、遅れていれば工程の修正ができます。
また、施主様も説明だけでは分かりにくい部分も、画像があることで理解することができます。

2.作業の効率化

こちらは、現場の進捗状況と異なり、職人、作業員、機材道具、重機の動きを記録していきます。

工程が遅れる原因は、天候だけでなく人や機械の動きによる場合があります。これは、働くスタッフがサボっているというわけではなく、作業をするために不便があったり、無駄だと思うことを改善する考えの元、行います。

  • 建屋内に鋼材を運ぶ時に障害物がある
  • 重機を扱える作業場が狭く、可動が制限される

ドローンにて、人や重機などの動き方を確認して作業の邪魔をしているもの、ストレスとなっていることを把握します。
その上で、改善をして問題を解決することで、環境も良くなり安全に作業も行えます。

測量

測量とは、建設予定地の地形の形状の計測や調査を行います。測量の方法はいくつかありますが、ドローンが代わりとなるのはやはり、航空写真測量です。

航空写真測量は、業者に依頼をして行いますが、基本的は天候の良い日ではないと行うことができません。高額な上、不便も多いと大変な作業です。でも、これらをドローンで行うことで、作業の負担が大幅に削減できます。

現場に搬入する機材が少ないことです。
測量を行うためには、道具が必要ですが基本的にはドローンだけで行います。
そのドローンも講習などにて訓練を受けた従業員が行えば、費用も削減ができます。

ドローンの場合、事前に測量をしたい場所や飛行経路を設定するので、当日ドローンは決められた経路を撮影するのみとなります。

撮影されたデータは、パソコンに保存することができるので、大まかなことを社内の人間だけできてしまいます。
ドローンでこれだけのことができると、作業時間の短縮も可能となります。

さらに、これから山林など開拓して建設を予定している場合にも、人が足を入れることが困難となれば、遠隔操作にてドローンだけを現地で飛ばして測量することもできます。

安全点検・メンテナンス

工場や倉庫、ビルとなれば建設現場の規模はかなり大きくなり、目の届かない部分などが出てきやすくなります。

安全管理でいえば、足場の設置箇所や、作業床の活用が安全でかつ適した場所で使用されているかも確認ができます。事故や怪我のない現場にできます。
また、強風や大雨によって、落ち葉やゴミなどが飛んできたり、破損してしまうことがあります。こちらもすばやく状況を確認することができます。

また、建屋の建設後には亀裂や破損などについて調査をすることができます。基本的には人間が目視をしていますが、高所や人が入り込めない場所については、やはりドローンの撮影に頼ることで、危険をいち早く回避できます。

ドローンと建設現場の今後について

建設現場でのドローンの使用は人件費の削減・作業時間の短縮などメリットが多くあります。施主様への見せ方にも画像があることで、より伝わり理解してもらうことができるので、良好な関係を保つきっかけにもなります。

そのために必要となるのは、やはりドローンと人材です。
ドローンの規制については国が定めるものと、地方や地域によって定めるのものがあり、誰でもいつでも飛ばせるというわけではありません。

そして、ドローンを飛ばすためには、講座を受講した資格を有する人間だけとなります。プロが飛ばしてもアクシデントが発生しているケースもあるため、趣味やおもちゃのようには扱えません。

まずは、この2つへの投資が必要となるので、建設会社において人材の選出と、業務に適したドローンを購入を考えてみましょう。

将来的にも明るいドローンをいち早く取り入れることで、業界をリードすることもできるので、一度検討してみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがですか?
建設現場でドローン活用法についてご紹介しました。

建設現場では、機材は使いますが職人や作業員の手仕事となる部分が多くあります。丁寧な仕事は、長く建物を活かすことができ、大切に使われています。
そんな作業を少しでも支えるように、ドローンを使うことで手仕事の手助けができたら、工程にも余裕ができ焦って作業をすることも減ります。

AIの普及で仕事がなくなると不安に思うよりも、今の仕事がさらに良くなると考える方が、抵抗なく受け入れられさらに良い建設現場となるのではないでしょうか?

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