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トラブルなく工場を移転するために確認すべき12のポイント

トラブルなく工場を移転するために確認すべき12のポイント

工場を移転するときは機械を移動したり、新しい配置を考えたりとやらなくてはいけないことがたくさんあります。

移転中はかなり忙しく、大変でしょう。

それだけに、移転作業を適当にやってしまうと思わぬトラブルが発生する恐れがあります。

例えば、機械が移動中に破損したり、工期が間に合わなかったり、旧工場が入っている建物を引き渡すまでに移転が終わらなかったりと色々なことが考えられます。

もし、こういったトラブルが起これば対処するのに時間がかかりますし、さらには社外の人に迷惑をかけてしまうこともあるかもしれません。

だからこそ、移転作業は準備を徹底して行わなくてはいけません。

しかし、工場の移転は頻繁にあることではないため、具体的にどのようなことに気をつければいいか分からないという方は多いのではないでしょうか?

そこで、今回は工場を移転するときに確認すべきポイントをまとめました。

工場にとって一大プロジェクトである移転をトラブルなく終わらせられるよう、ぜひ参考にしてくださいね。

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目次

工場を移転すべきタイミング3つ

ずっと使っている工場も、あることがきっかけで移転が決まることがあります。

まずは、どんなタイミングで工場の移転が行われるのかをまとめました。

老朽化

建物を何十年も使い続け、老朽化してきたら移転について考える必要があります。

古い建物は劣化が進んでおり、新しい建物に比べると耐久性がありません。

実際に、1995年の阪神淡路大震災で倒壊した建物のうち、ほとんどが1981年以前に造られた建物だったそうです。

ちなみに1981年には建築基準法が改定されています。

このように、古い建物には倒壊や破損などの危険性があるので、老朽化が進んだら移転を考えるべきです。

老朽化についてはこちらの記事で詳しく説明していますよ。

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会社の規模が大きくなった

工場が出来たときから会社が成長し、社員の数が増えるとどんどん工場が使いにくくなってしまいます。

例えば、作業スペースが狭くなったり、更衣室が使いづらくなったりと色々な弊害が起きてしまいます。

これでは社員は働きにくいと感じるでしょう。

快適な職場環境を作るためにも、工場の大きさに会社の規模が合わなくなってきたら移転を考えましょう。

新しい機械の導入

工場での生産に欠かせない機械。

常に色々な機械が開発され、販売されているため、新しく機械を導入することになることもあるでしょう。

このとき、かなり大きい機械で工場に入らなかったり、既に工場のスペースがいっぱいだったりすると、移転しなくてはいけなくなります。

知っておこう!工場を移転するときに必要な作業

スムーズに工場移転をするためには、移転の際にどのような作業が行われるのかを知っておく必要があります。

なぜなら、何をするのかが分からなければ、どんな場面でトラブルが起こりうるかを予想できないからです。

そこで、次に工場を移転するときにすべきことを簡単にまとめました。

移転前の準備

  • 建設会社選び
  • 土地探し
  • 物件調査
  • スケジュール決め
  • 新工場のレイアウト決定
  • 持っていくものと廃棄するものの選定

移転当日

  • 搬出物の積み込み
  • 輸送
  • 荷下ろし
  • 機械等の設置
  • 旧工場の掃除

トラブルなく工場を移転するために確認すべき12のポイント

移転は大きなお金が動くプロジェクトなので、トラブルが起きるのは避けたいですよね。

そこで、工場が移転するときに注意すべきポイントをまとめました。

信頼できる建設会社を選ぶ

もともとある建物に工場の設備を入れるのではなく、一から新しく工場を建設して移転する場合は信頼できる建設会社を選ぶことが欠かせません。

なぜなら、建設会社には長い期間関わるからです。

もし、工期を守らなかったり、連絡がなかなか取れなかったりする業者を選んでしまうと、トラブルが発生しやすくなります。

建設会社の選び方はこちらで解説しているのでぜひ参考にしてください。

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担当がしっかり打ち合わせをしてくれるか

移転をお願いする業者を選ぶときには担当者の態度もよく確認しましょう。

移転作業にいくらかかるのか、どれくらいの期間が必要かなど分からないことがたくさんあると思います。

こうした疑問をしっかり聞いて、納得するまで説明してくれる人なら最後まで安心して任せることができます。

スケジュール

移転をするときはどのようなスケジュールになるかをしっかり把握しておきましょう。

なぜなら、移転中には生産活動ができない日が発生するからです。

機械を搬出してから、新しい工場に設置してライン全体が稼働できるようになるまでは通常の作業ができません。

細かいスケジュールが分かったら、その日程でも締め切りに間に合うように納品できるように受注量を調整しましょう。

極力生産を止めなくていい業者を選ぶ

仕方がないこととはいえ、やはり生産活動が止まってしまうのは工場にとって大きな痛手です。

実は業者によっては工場の稼働をできるだけ止めないような日程で移転作業を行っているところもあります。

こういった業者に任せれば生産量の減少を最低限にすることができます。

打ち合わせの段階でどれくらい工場を止める必要があるか聞いてみましょう。

業者が行う業務の範囲を把握する

機械の搬出や搬入など、主な作業を任せる業者がどの業務まで行ってくれるのかを確認しておきましょう。

移転では、機械の設置、電気工事、内装工事などしなければいけない作業がたくさんあり、メインの業者が必要な作業を全て行ってくれるわけではありません。

もし、業務の範囲を把握していなければ、新工場の稼働日までに準備が間に合わなくなる可能性があります。

メインの業者の担当外のことはあらかじめ別の業者にお願いし、後から慌てずに済むようにしておきましょう。

新しい建物の床荷重を調べる

工場ではたくさんの機械を使用します。

機械は種類にもよりますが、かなり重いものもあるため、新しい工場の床荷重を忘れずに調べておきましょう。

新しいレイアウトの決定

搬入当日にスムーズに設置できるよう、新しい工場のレイアウトを決めておきましょう。

現在の工場と造りが違うと配置に変更点が出てくるため、早いうちから検討し始めるのがおすすめです。

生産効率が良い動線を作る

新しいレイアウトを作るときに意識すべきなのが生産効率です。

工場は1日にできるだけ多くの製品を生産するのが理想です。

そのためには無駄なく生産ができる動線を考えなくてはいけません。

今の生産動線で改善すべきところがあれば、対処法を考えましょう。

また、業者によっては相談すれば効率が上がる動線を提案してもらえるかもしれません。

輸送中の振動対策

機械はとてもデリケートなので、わずかな振動でも故障に繋がる恐れがあります。

そのため、輸送は慎重に行わなくてはいけません。

高価な機械を守るためにも、業者が輸送中に徹底した振動対策をしてくれるかどうかを確認しましょう。

新工場に持って行かない物品の廃棄

移転を機に処分するものがある場合は忘れずに廃棄しましょう。

物によっては普通のゴミとは違う廃棄方法が適用されることがあるので、旧工場がある自治体の指示に従って処分しましょう。

旧工場の原状回復

旧工場がテナントの場合は、借りたときと同じ状態に復元する、いわゆる原状回復が求められます。

メンテナンスが必要な箇所が多ければ多いほど請求される費用が高くなるため、移転が終わった後は旧工場をできるだけ綺麗な状態にしておきましょう。

また、オーナーへの引き渡し日までにこれらの作業が終わるよう、計画的に行動しましょう。

社員に周知する

工場の移転は会社だけでなく社員にとっても大きなイベントです。

特に移転当日はいつもと違う作業が増えます。

その際にスムーズに対応してもらえるよう、社員には事前に移転のスケジュールや移転当日の行動を伝えておきましょう。

そうすれば、イレギュラーな状況でも社員はストレスを感じることなく過ごすことができます。

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まとめ

工場の移転は会社の一大プロジェクトですが、それほど機会があるわけではないため、思わぬトラブルが発生してしまう可能性があります。

そこで、移転の際には今回ご紹介した確認すべきポイントを意識して、トラブルなく移転を終えられるようにしましょう。

 

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