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工場の設備をメンテナンスするときのポイント|安全に稼働し続けるために

工場の設備をメンテナンスするときのポイント|安全に稼働し続けるために

工場の生産活動は機械なしでは行えません。

そのため、メンテナンスは工場にとって非常に重要だと言えます。

機械は使い続けていると古くなり、いつかは不具合が発生してしまうものです。

場合によってはある日突然止まってしまうこともあるでしょう。

それをメンテナンスによって先延ばしにしたり、発生しないようにしたりできれば安定して生産を行えます。

メンテナンスには様々な種類があり、場合に応じて上手く使い分けるのがポイントです。

また、誰が、いつ、どのようにメンテナンスを行うかも重要ですね。

あなたの工場では設備のメンテナンスに対する対策が十分だと胸を張って言えるでしょうか?

今回は工場の設備メンテナンスの種類や、メンテナンスをするときのポイントを解説していきます。

保全についてあまり対策ができていないと感じる、安定した生産活動を続けていきたいという方はぜひ参考にしてくださいね。

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目次

工場の設備メンテナンス4つの種類

メンテナンスは主に4つの種類に分けられます。

場合によって適切な選択ができるよう、それぞれの特徴を知っておきましょう。

定期メンテナンス

まず、毎日、1週間ごと、1年ごとなど、決められたタイミングで行う定期メンテナンスがあります。

これは取り入れている企業も多いのではないでしょうか?

あらかじめ決められた工程を行うため、スムーズにメンテナンスが進みます。

一方で、本来なら必要ない箇所にも手入れを行うことで、無駄な時間が発生してしまうのがデメリットです。

また、点検箇所以外の不具合を見落とすリスクもあります。

予防メンテナンス

特に異常はなくても、工場の安定した稼働のために行うメンテナンスです。

例えば、使用期間から不具合が生じやすいと考えられるときや、部品の劣化具合から交換が必要と考えられるときなどに行われます。

まだ部品や機械は使えるため、費用がもったいないと感じる方もいるかもしれませんが、機械の故障によって生産活動が止まったときの影響を考えると安く済むはずです。

予知メンテナンス

機械を動かすと変な音が出る、不良品が発生する頻度が増えたといった異常が確認された際に行うメンテナンスです。

まだ大きな影響は出ていなくても、やがては故障に繋がる可能性が高いため、この段階でのメンテナンスが求められます。

予防保全との違いは「故障の兆候が見られるかどうか」にあります。

事後メンテナンス

故障をしたり、明らかな生産力の低下が見られたりしたときに行います。

分かりやすい言葉で言い換えると「修理」です。

大きな機械トラブルは直すのに時間がかかります。

壊れた部品を取り寄せる場合はもっと時間がかかるかもしれません。

この段階まで行かないうちに予めメンテナンスをしておくのが理想的です。

工場が設備メンテナンスによって得られるメリット4つ

メンテナンスを行うには時間がかかり、その分製造にかける時間が減ります。

それだけに、メンテナンス対策に力を入れることになかなか重い腰が上がらないという方もいるでしょう。

そこで、工場が機械をメンテナンスすることによって得られるメリットをまとめました。

機械の寿命を長くできる

エアコンや冷蔵庫など私たちの身近にある機械と同じように、工場の設備もこまめにメンテナンスや掃除をすれば長持ちします。

反対に、汚れがついていたり、部品が壊れたりしている状態を放置したまま使い続けると、劣化が早く進み、機械が壊れやすくなってしまいます。

定期的なメンテナンスをすれば機械を買い換える頻度が少なくなり、コスト削減にも繋がります。

生産が止まる可能性を減らせる

機械が故障すれば製造が止まってしまいます。

工場にとってはこれは大きなダメージで、場合によっては納期までに生産が間に合わなくなることも考えられます。

日頃からメンテナンスをしておけばこうした事態を避けることができます。

事故の発生を防げる

機械が故障すると生産が止まるだけでなく、機械を操作している従業員を巻き込む事故が発生する恐れがあります。

もし、大きな怪我をしたり、最悪の場合亡くなったりすれば会社は責任を問われるでしょう。

現場の社員の安全を守り、会社の信頼を保つためにもメンテナンスは必要なのです。

不良品の発生を防げる

部品の劣化や設備の老朽化が進むと不良品が発生しやすくなります。

すると、コストの無駄になりますし、不良品が顧客の元へ届くリスクも生じます。

しかし、日頃から設備を万全な状態にしておけば不良品の発生も最小限にすることができます。

工場の設備メンテナンスのポイント4つ

メンテナンスを設備の安定した稼働に繋げるためには気をつけるべきポイントがいくつかあります。

これからご紹介していきますので、ぜひ知っておきましょう。

メーカーのマニュアルに沿って行う

機械や部品にはメーカーの取扱説明書やマニュアルがあるはずです。

その中には点検時期、部品の交換目安、掃除の方法などメンテナンスに関する内容が書かれています。

まずはこの内容に沿って行うのが基本です。

もし、今までメーカーのマニュアルを読んでいなければ目を通し、推奨されているメンテナンス方法を把握しましょう。

4種類のメンテナンスをバランスよく行う

先ほど、工場の設備のメンテナンスには

  • 定期メンテナンス
  • 予防メンテナンス
  • 予知メンテナンス
  • 事後メンテナンス

の4つがあるとご説明しました。

設備を長く安定した状態で使うにはこの4つのメンテナンスを状況に応じてバランスよく行う必要があります。

これまで重要視していなかったメンテナンスは何か把握し、これからの対策を考えましょう。

メンテナンスのマニュアルを用意する

定期メンテナンスや予防メンテナンスは設備が稼働し続ける限り何度も行うものです。

そこで、毎回のメンテナンスがスムーズに進むよう、マニュアルを作成しましょう。

やり方を一度まとめればそれを見るだけで進められるため、何もない場合に比べてメンテナンスにかける時間を減らせます。

場合によってメンテナンスを外注する

メンテナンスは社内で行うだけでなく、外注するという方法もあります。

例えば、本格的なメンテナンスを行うときや、部品の交換のタイミングなど素人には見分けるのが難しい判断をするときなどはメーカーや専門業者に任せると安心です。

依頼する業者を選ぶときには実績が豊富で見積もりを細かく出してくれるところを選びましょう。

工場の設備メンテナンスを外注するメリット・デメリット

メンテナンスを社内で完結させるか、外部に依頼するか迷う方のために、最後に設備のメンテナンスを外部委託するメリットとデメリットをまとめました。

メリット

専門の知識があるので安心

外注するメリットといえばやはり専門の知識を持った人に見てもらえることです。

あまり機械に詳しくない人では分からない劣化も見逃しませんし、メンテナンスの腕も確かです。

生産活動を左右する機械に関わることだからこそ、コストをかけてでも外注するメリットはあります。

メンテナンスに人手を回さなくていい

社内で保全をする際には人手を一時的にメンテナンスに回さなくてはいけません。

すると、普段行なっている作業の効率は一時的に下がってしまうでしょう。

一方で、外部委託すれば社内のリソースを使わなくていいので、いつもの業務に集中することができます。

プランニングを任せられる

定期メンテナンスや予防メンテナンスは時期を決めて計画的に行う必要があります。

機械が何台もある工場では全ての予定を管理するのが大変でしょう。

しかし、業者に委託してしまえばプランニングも管理してもらえるので楽です。

デメリット

コストがかかる

外注するデメリットといえばやはりコストがかかることです。

ただし、機械が故障することによる生産活動への影響を考えると、メンテナンスに力を入れる方が長期的に見てコストがかからずに済みます。

社内にメンテナンスのノウハウがなくなる

社内にメンテナンスを担当する人が居なければ、いざ故障や不具合が発生した際に誰もどう対応していいか分からず、担当者が来るのを待つしか無くなります。

このように全て外注してしまうと社内にノウハウが溜まらないのがデメリットです。

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まとめ

工場の設備は生産活動に大きな影響を与えるものだからこそ、日頃からメンテナンスに力を入れ、故障などの大きなトラブルを起こさないことが大切です。

もし、今までメンテナンスに力を入れていなければ、今回ご紹介したポイントを意識しながら、対策を練りましょう。

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