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洗浄しやすい食品工場にするためにすべきこと11選

洗浄しやすい食品工場にするためにすべきこと11選

この記事では次の内容をまとめています。

・洗浄しやすい環境を作るべき理由

・洗浄しやすい食品工場にする方法

・食品工場の洗浄に使用する道具

食品工場を洗浄しやすい環境にしたいとお考えの方が知っておくべきことを全てまとめました。

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目次

食品工場が洗浄しやすい環境を作るべき理由5つ

この章では洗浄しやすい食品工場を作るべき理由をご紹介します。

1.消費者の健康に関わるから
2.毎日の作業効率が上がるから
3.簡単な掃除では汚れを落とせないから
4.汚れを放置すると虫やネズミの餌になる
5.見た目が良くなる

消費者の健康に関わるから

何よりの理由は食品工場で製造したものは消費者の体内に入るからです。

もし洗浄が不十分で異物混入が発生したり、菌が付着したりすれば食べた人の健康を害する可能性があります。

こうした問題が起きれば当然、企業の責任は重く、世間からの信用を失うことになりかねません。

だからこそ、洗浄は徹底すべきと言えます。

毎日の作業効率が上がるから

食品工場では毎日洗浄が行われます。

つまり、もしも洗浄しにくい環境になっていると、作業に時間がかかり、長い目で見ると、かなりの時間をロスすることになります。

だからこそ、少しでも早く洗浄しやすい環境を作ることが大切です。

また、新しく食品工場を建設する場合は設計の段階から清掃しやすい工場にすることを意識するべきです。

簡単な掃除では汚れを落とせないから

場所によっては簡単に汚れを落とすことができません。

例えば、肉を加工する場所では血液など頑固な汚れがつきます。

何も対策をしなければ、こうした汚れに毎回手間取ってしまいます。

そこで、時間をかけることなく洗浄できる仕組みを用意することが求められます。

汚れを放置すると虫やネズミの餌になる

食品残渣を放置すると害虫やネズミの餌となり、繁殖を促してしまいます。

すると、異物混入のリスクを高めてしまいますし、ネズミが建物やケーブルなどをかじる被害も生まれます。

一度、建物内に侵入し繁殖すると完全な駆除が難しいので、普段から洗浄を徹底的に行うことで対策する必要があります。

見た目が良くなる

洗浄を徹底すると単純に見た目が良くなるというメリットがあります。

綺麗な食品工場になれば、工場見学に来た外部の方や取引先からの印象は良くなります。

また、従業員のモチベーションが上がり、生産効率が良くなる効果も期待できます。

洗浄しやすい食品工場にする方法11

この章では洗浄しやすい食品工場を作る方法をご紹介します。

1.R構造を取り入れる
2.水はけのいい床にする
3.床はヒビが入りにくい素材を使う
4.設備と床の間に十分な隙間を作る
5.床に置くものにはキャスターをつける
6.設備と壁の間に十分な隙間を作る
7.排水桝を設置する
8.整理整頓を徹底する
9.ケーブルを床に置かない
10.場所に合った洗浄剤を使う
11.工場の建設実績がある建設会社に依頼する

R構造を取り入れる

R構造とは丸みを帯びた構造です。

床と壁の境目を直角ではなく、丸みのある構造にすることで、角に汚れが溜まることがなくなり、清掃効率が高まります。

水はけのいい床にする

食品工場の床は水はけがいいものにするのが理想的です。

なぜなら、洗浄の際には水を使うため、水はけが悪いとなかなか乾かず、衛生的に良くないためです。

また、転倒のリスクが高まるデメリットもあります。

そこで、少し傾斜を作るなど、水はけがいい床を用意しましょう。

床はヒビが入りにくい素材を使う

床についてもう1つ注目すべきなのがヒビ割れです。

床にヒビが発生すると、汚れが溜まりやすくなるため、掃除の手間が増えてしまいます。

また、ヒビの中で細菌や微生物が繁殖するリスクもあります。

ちなみに、ヒビがあるとつまずいて転けるリスクも高まります。

食品工場の床は毎日のように洗浄剤を使って洗われるため、劣化しやすく、ヒビも入りやすいです。

そこで、そのような環境下でもヒビが入りにくいような床材を選ぶ必要があります。

設備と床の間に十分な隙間を作る

設備と床の間には掃除道具が入る隙間を作りましょう。

隙間が十分にあると床下の掃除がしやすくなり、効率が高くなります。

食品工場に置く機械や設備は大きくて重量がある物が多く、後から隙間を作るのは大変なので、導入の際に作るのが理想的です。

床に置くものにはキャスターをつける

設備の下を洗浄しやすくするにはキャスターをつける方法もあります。

キャスターがあれば、清掃の際に移動させることで床を簡単に洗浄できます。

また、床下を掃除するためにいちいち腰をかがめて奥まで清掃器具を入れて・・・と面倒な動作をする必要がなくなるため、従業員にとってもスムーズに洗浄できるというメリットがあります。

設備と壁の間に十分な隙間を作る

床だけでなく、壁との間にも十分な隙間を作りましょう。

壁との間も汚れが溜まりやすく、且つ掃除もしにくいところです。

十分に隙間を空けることで、モップなどを入れて掃除しやすくなります。

食品工場のレイアウトを決める際はこのような細かい部分についても配慮が必要です。

排水桝を設置する

排水溝は汚れや食品残渣が溜まりやすい場所で、手入れができていなければ害虫やネズミの繁殖の原因となります。

排水部分の洗浄をしやすくするには、排水桝を設置する方法があります。

食品工場に使用する排水桝には次のような機能があります。

・食品残渣をキャッチする

・水だけを排出する

・虫やネズミが侵入するのを防ぐ

整理整頓を徹底する

とても単純なことですが、洗浄の効率を上げたいなら整理整頓は非常に重要です。

あちこちに物が置かれていると清掃のたびにどけなくてはならず、効率が大幅に下がるからです。

物の配置を決めて、使用後は決められた場所に戻すよう徹底しましょう。

ケーブルを床に置かない

ケーブルが床に置かれていると洗浄の際に邪魔になります。

また、ケーブルが複雑に絡み合っていると埃や汚れが溜まりやすくなり、掃除の手間が増えます。

床に置くのではなく上から垂らすように設置すると、こうした問題が解決できます。

場所に合った洗浄剤を使う

洗浄しやすさを高めるためには洗浄剤選びが重要です。

その場に合わない洗浄剤を使うと、汚れを落とすのに時間がかかってしまうからです。

一方で、適切な洗浄剤を使用すれば、簡単に汚れが落ちて清掃効率が高まります。

そこで、それぞれのエリアで扱う食材に合った洗浄剤を選び、使用しましょう。

工場の建設実績がある建設会社に依頼する

これまでご説明してきたように、洗浄しやすい食品工場にするためには汚れが溜まりにくい構造にしたり、お手入れがしやすいレイアウトにしたりと、建設の段階からできることがたくさんあります。

こうした対策を適切に行うためには工場の建設実績がある建設会社を選ぶことが非常に重要です。

打ち合わせの段階から自分達では思いつかない対策を提案してもらえて清掃効率の高い食品工場が完成するでしょう。

食品工場の洗浄に使用する道具5つ

この章では食品工場を洗浄する際に使われるアイテムをご紹介します。

1.洗浄剤
2.ブラシ
3.洗浄機
4.高圧洗浄機
5.床洗浄機

洗浄剤

まず、欠かせないのが洗浄剤です。

食品工場を洗浄するには水やお湯だけでは不十分で、洗浄剤を用いて汚れを落としたり、殺菌したりする必要があります。

洗浄剤には様々な種類があり、得意分野も異なるので、汚れに合うものを選びましょう。

ブラシ

ブラシを用いて洗浄することで丁寧に汚れを取り除くことができます。

ブラシにも次のように様々な種類があるため、場所に応じて使いやすいものを選びましょう。

・直接手で握れるもの

・毛が硬く、頑固な汚れに向いているもの

・持ち手が長く、隙間部分を掃除しやすいもの

洗浄機

調理器具や機械の部品などの小さなものは専用の洗浄機を使うと効率良く洗浄できます。

高圧洗浄機

高圧洗浄機を用いると、肉を加工する際に出る血や脂肪など、頑固な汚れもしっかり落とすことができます。

機械や設備の洗浄だけでなく、床の掃除にも使えます。

ただし、高圧洗浄機は上手く使わないと食品残渣や汚れをあちこちに飛ばすことになるので、慎重に操作する必要があります。

床洗浄機

広い食品工場では床専用の洗浄機も役立つでしょう。

手押しタイプのものもあれば直接乗って操作するものもあります。

もちろん、ブラシやモップを使い、人間の手によって清掃しても問題ありません。

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まとめ

食品工場は洗浄しやすい環境を作っておけば、食中毒や異物混入を防げますし、清掃効率が上がるというメリットもあります。

洗浄しやすい環境の構築には建設の段階からできることがたくさんあるため、これから食品工場を建てようと考えているなら、工場の建設実績が豊富な会社に依頼するのがおすすめです。

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この記事を書いた人

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