倉庫が輸送費や運送費を削減するためにできること9つ

倉庫が輸送費や運送費を削減するためにできること9つ
この記事では次のような内容をまとめています。

  • 倉庫が輸送費を削減する方法
  • 倉庫の輸送費の種類
  • 物流コストで輸送費が占める割合

輸送コストを削減したい企業が知っておくべきことを全てまとめました。

倉庫の輸送費削減方法9つ

この章では倉庫が輸送コストを削減するためにできることをまとめました。

1 拠点を少なくする
2 共同配送
3 配車管理システムを導入する
4 ミルクラン方式
5 事故防止対策をとる
6 配送頻度を見直す
7 帰りの空車を利用する
8 スポット契約にする
9 トラックのスペースだけを使う

自社配送の場合

拠点を少なくする

拠点がいくつもある企業は拠点を少なくすることで輸送費の削減に繋がることがあります。

なぜなら、社内の拠点間の輸送、いわゆる「横持ち」にかかる費用を削減できるためです。

横持ち配送は社内での移動なので、売上は発生しません。

それだけに、いかにコストを抑えるかが重要視されます。

拠点を少なくすれば横持ちの数も減るため、大幅なコスト削減ができる可能性があります。

また、倉庫の数が減ることで、管理費や人件費の削減にもなります。

ただし、この方法には注意点があります。それは配送距離が長くなることです。

そこで、拠点を少なくすることで本当にコスト削減になるかシミュレーションをしてから実行しましょう。

共同配送

共同配送とは、複数の企業や事業所がそれぞれの荷物を持ち寄って、同じ方面の荷物を集め、トラックに詰め込んで共同で配送することです。

トラックの積載率を上げることができるため、効率的な配送を実現することができます。

各企業が自社だけの荷物を配送すれば、様々な方面の荷物があるので、輸送距離は長くなります。

また、積載率が低くなることもあるでしょう。

一方で、共同配送では同じ地域の荷物のみを載せるため、移動距離が短くて済みます。

さらには様々な企業の荷物を載せているため、自社だけの荷物を運ぶ場合よりも多くの荷物を運ぶことができます。

小口多頻度配送のニーズが高まっている今の時代に向いている配送方法です。

共同配送の利用には他社との連携が欠かせません。

ちなみに、共同配送にはドライバーの負担軽減や、CO2の削減ができるというメリットもあります。

配車管理システムを導入する

配車管理システムを採用すると、効率的で無駄のない配送をすることができ、輸送費削減に繋がります。

このシステムは配送ルートや配車を最適化するものです。

AIによって高精度な判断ができるものもあり、人間が決めるよりも効率的な方法を導き出せます。

リアルタイムで配車やルートを判断するため、道路で渋滞が発生したり、事故が発生したりしている場合でも、適切に選定します。

配車は毎日行うものだからこそ、配車管理システムを取り入れるメリットはとても大きいです。

また、無駄がなくなることでドライバーの残業削減ができますし、今まで人間がルートを決めていた分、人件費削減ができるというメリットもあります。

ミルクラン方式

ミルクラン方式とは部品や原材料を各メーカーから届けてもらうのではなく、自社が直接企業まで行って調達して回る方法のことで、共同配送の一種です。

ミルクランという名前は牛乳メーカーが生乳を集めるために各酪農家を巡回していた様子に似ていることからつけられたと言われています。

本来なら企業ごとにかかっていた輸送コストを、ミルクラン方式を採用することで大幅に削減することができます。

これは各荷物の量がトラック1台分よりも少ない場合に活用できる方法です。

ミルクラン方式には次のようなメリットがあります。

  • 荷物が一気に届くので検品作業が一度で済む
  • 荷物の到着時間を固定することでその後の計画が立てやすくなる
  • 小口でも気軽に依頼できる
  • 敷地内に入るトラックの数を減らせる
  • CO2の削減

事故防止対策をとる

事故防止対策は配送コスト削減に繋がります。

なぜなら、事故が発生した際にはその対応に様々なコストが発生するからです。

例えば、荷物の補償や、取引先への対応、トラックの修繕といったコストがかかります。

また、事故によって影響を与える企業や顧客に対して、それぞれ賠償などの対応をしなくてはならず、時間もお金もかかります。

そこで、事故が起こらないように対策を徹底していきましょう。

配送での事故はドライバーのミスや積載物によって起こります。

ドライバーの疲れが溜まらないように、運転時間が長くならないようにしたり、積載物は必ず決められた量や積み方で運んだりと、よくある原因を元に対策を考えましょう。

配送頻度を見直す

配送頻度を見直すという方法もあります。

頻度を減らせばその分配送コストが少なくなります。

最近は小口多頻度配送の需要が高まっているため、それに応えようと配送頻度を増やしている企業も多いでしょう。

確かに、その方が依頼は増えやすく、また、自社にとっても過剰在庫を減らせるというメリットがあります。

しかし、そのせいで運送コストが上がったり、人手不足に陥ったりしているなら本末転倒です。

時代のニーズに合わせることも大切ですが、会社の規模や状況に合わせて適切な配送頻度を探してみましょう。

適切な頻度になることで、ドライバーの負担も軽減され、モチベーションが上がるという効果も期待できます。

帰りの空車を利用する

帰りに空車になるトラックを活用すれば、配送コストは変わらないものの、売上を上げることができます。

例えば、運送を終えて空になったトラックに、別の依頼者の貨物を積んで配送すれば、帰りの空車を活用できます。

配送を外注している場合

スポット契約にする

輸送を外注している場合は契約を見直すことでコスト削減になるかもしれません。

例えば、毎月固定の額を支払っている場合、必要なときだけ依頼して支払う、いわゆるスポット契約に変えることでコスト削減になることがあります。

特に最近は決まった量を決まったときに配送するよりも、必要な分だけを必要なときに配送するケースが増えています。

自社の配送ペースや、契約の詳細などを見ながら、どの契約にするとコストが最小限に抑えられるか確認してみましょう。

トラックのスペースだけを使う

いつもトラックを1台丸ごと利用している場合はスペースだけを借りることでコスト削減になります。

大きなトラックの一部のスペースだけを利用し、他の企業や事業所と一緒にトラックを借りることで、一回あたりの配送料が安く済みます。

これを混載便と呼びます。

もちろん、いつもトラック1台分の量の荷物があり、それを定期的に配送しているのであれば、トラック1台分をチャーターしても問題ありませんが、それ以外の場合は混載便の利用を検討してみましょう。

倉庫の輸送費の種類

輸送費といっても細かく分けると様々なものがあり、それぞれの削減方法を考えることで、より多くのコスト削減に繋がります。

倉庫の輸送費の主な種類をまとめました。

  • 宅配業者に外注した際の配送料
  • 航空便
  • ドライバーなどの人件費
  • 社内拠点間の輸送費用
  • トラックの修理費
  • ガソリン代
  • 高速代
  • 駐車料金
  • 減価償却費

物流コストにおいて輸送費が占める割合

倉庫が支払う物流コストには色々な種類があります。

「日本ロジスティクス システム協会」による2021年度物流コスト調査報告書によると、全業種における物流コストの中で輸送費が一番多く、54.3%を占めていることが分かります。

つまり、輸送費を削減することは物流コストの大幅削減にも繋がるということです。

その他の物流コストの種類と詳細を簡単にご紹介します。

保管費

荷物を保管するのにかかる費用です。

自社で管理している場合は賃料、外部の倉庫を借りている場合はその保管料がこれに当てはまります。

荷役費

荷物の入出荷にかかる費用のことです。

例えばラッピングにかかる費用、段ボールや緩衝材などの費用、シールの貼り付けにかかる費用などがこれに当てはまります。

管理費

物流の管理にかかるコストのことです。

例えば、管理システムの導入や運用に必要な費用などを指します。

人件費

倉庫での物流に関わる人に支払う給料のことです。

まとめ

輸送費は物流コストの半分以上を占めるものです。

だからこそ、コスト削減することによって得られる結果は大きいです。

今回ご紹介した削減方法で取り入れられそうなものや、効果がありそうなものがあれば、ぜひ積極的に導入してください。

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