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中古マンションの再生事業でこだわりたい6ポイント

最近の建築業界で伸びている事業は、リノベーションです。
古くなった建物を再利用するということが一つの流行になっています。

こうして聞くと、住宅関係や古民家再生をイメージされると思いますが、中古マンションでも同じような動きを見せています。
古くなった建設基準法で建設されたマンションをどのように活かすのか?また、老朽化を感じさせない、安心と安全を顧客に伝えるのか?これは一つのテーマとなっています。

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目次

今回は、中古マンションの再生事業についてご紹介します。

古いままでは売れない

高度経済成長期に建てられたマンションは、現在では中古マンションとして扱われています。都心近くからニュータウンと呼ばれる郊外など様々な場所にマンションが点在します。

当時はもちろん、最先端の設備や機能、デザインにこだわり建てられたものばかりですが、今はどれも古くて使いにくい物件として扱われます。

また、家族構成や用途が現在とは異なるため、そのままの状態で売りに出しても売れることはほとんどありません。

国土交通省は、空き家対策特別法を見直す方向を示しているので、今後、人が住まない中古マンションに対しても倒壊の危険があるとなれば、売れないまま放置しておくこともできないのです。

売れる状態にするのがリノベーション

それでも売れていく中古マンションがあるのは、現代の生活に合わせたマンションへと再生をしているからです。
それがリノベーションです。

言葉の印象としては、リフォームの方が馴染みのある言葉ですが、こうした売れない中古マンションに対しては、今ある形を活かしながら修繕するリノベーションでは追いつきません。
中古マンションは、極端な言い方をすると柱と梁だけを残して生まれ変わらせることをしないと、現代に合ったマンションに生まれ変わることはできないのです。

また、リノベーションは建物に対してだけでなく、設備やデザイン、使用する建材なども含まれます。外観的には印象が変わらなくても、中に入ってみると新しく生まれ変わっていることに驚かされます。

新築とは違う販売までの流れ

中古マンションを再生させて販売するまでの流れをご紹介します。
中古マンションの場合、物件を探すところから始まります。
探し方は、現在のニーズに合わせた立地、築年数、費用などを考えて探します。

物件が見つかれば、仲介業者を通じて購入をします。リノベーションは購入後に行い、販売を開始します。

一棟ごとの管理

新築と違うところは、それぞれに物件情報が違うので、データを正確に把握しておくことが必要です。新築マンションの場合は、売れる物件にしているため、立地条件などに大きな差がないこと、そして、間取りや設備も同じです。

しかし、中古マンションは築年数、設備など全て異なります。また、立地条件もバラバラです。
そのため、詳細な情報をそれぞれにまとめてデータを管理しておく必要があるのです。

リノベーションへのこだわりポイント

建物にも流行があります。リノベーションには、こうした流行りのデザインや機能などを取り入れることが必要です。こだわりのポイントは押さえておきたいところです。

リビング

まずは、家の中で長い時間いるリビングを快適にすることが必要です。家族構成によっては、家族が集まりやすい環境にすることもポインんとの一つです。
どんな人が住むのかを考えながら、快適な空間をデザインします。

設備への不安解消

古い設備がどれくらい綺麗で新しくなるのかは、一つの見せ場です。老朽化が進んでいると、色の変化、カビ、ヒビなどがどうしてもあります。お風呂とトイレなど水回りは特に新しいものを用意したいです。

そして、住む人によってどこにこだわりを持つのかはわかりませんから、大きな浴槽を取り付けたらいいというものではありません。
リサーチは非常に大切です。デザインにばかり趣きをおかずに機能にもこだわりたいところです。

余裕の収納

最も欲しいのは、収納です。引越しをきっかけに断捨離をする家庭もありますが、ものが捨てられない、コレクションを持ち込みたいという人は、普通に荷物が多いですから収納を増やすことも大事です。

また、ロフトのような小上がりな収納は、若者には人気かもしれませんが歳を重ねるごとに不便さを感じます。

長く住むことも考えると収納の広さ以外にも、家のどこに作るのかというのも重要になります。

建材へのこだわり

住む中で床、天井、壁にはデザインや好みだけでなく、材質にもこだわりたいところです。
理由としては、常に目に止まります。汚れや傷が目立つ素材だと、毎日それを見るだけでもストレスになります。

・汚れが分かりにくい
・滑りにくい
・室温を維持してくれる

このように生活しやすい環境を整えてくれるのが、床、天井、壁いなります。種類は豊富です。それが返ってユーザーを悩ませることになるかもしれませんが、いつでも説明できるように良さが伝わるようにしておきたいですね。

生活動線

中古マンションのリノベーションでは、建物に影響がない壁や柱などは取り除くことができるので、間取りを変えることは可能です。家族構成、身体機能などによって生活動線を考えて新しい間取りにすることができます。

これは表面的な修繕をするリフォームとリノベーションの大きな違いです。生活を作る大事な動線です。
ここは、しっかりリサーチをしてアイディを出し合い、決めていくことになります。

シンプルなデザイン

中古マンションですから、十分な広さではないこともあります。空間に余裕をもたすことで住みやすさを演出することができます。

デザインにはこだわりたいけど、凝りすぎて不要なものを作らないすることが注意が必要です。

中古マンションになると家族だけでなく、一人暮らしで購入を希望される方もいます。「ミニマリスト」という生き方も流行っています。よりシンプルさを求められる傾向にはあります。

リノベーション事業の問題点

中古マンションの再生事業に参入する業者は、年々増加しています。需要があることが十分に分かります。

しかし、業者が抱える問題はあります。今後、業界が伸びていくためにも解決しておきたい問題は3つあります。

職人の確保

リノベーションに対応した工事ができる職人の確保が問題視されています。建設業界の課題でもある人で不足は、さまざまな面から露見します。
建設業界の中でも業績が伸びているジャンルなので、職人を確保しておくのは必須です。

売れる中古マンションだけが選ばれる

世の中にある中古マンション全てが再生事業の対象になるかといえば、そうではありません。過去に団地と呼ばれた郊外の都市では、利便性などの問題から人が離れていく傾向にあります。人が住んでいないところで中古マンションのリノベーションをしても需要がありません。

売れないマンションをどのように活用するのかは、さらに業績を伸ばすための次の課題となります。

地方へのアプローチ

利便性、周辺の環境などを考えると、リノベーション後に売れるのは都心近くの中古マンションです。条件がいい中古マンションは業者間で取り合いです。こうした競争に終わりが来る時、次に狙うのは地方都市です。

すでに地方にも支店を作り対応を始めている業者はあります。
土地が変われば、マンションに関する価値観や条件は多少変わります。

こうした状況をリサーチして、どのような物件に興味を持ってくれるのかを理解しておくことも大事です。

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まとめ

中古マンションの再生事業についてご紹介しました。
古いものを左利用するというのは、現代において確立されつつあります。古民家、移住といった暮らしを変える人も増えています。

そんな中で、家族構成、暮らしへのこだわりも変わっていきます。これからどんな中古マンションに人気が集まるのか、人気の事業ですから少し先を見て進めていきたいですね。

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