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工場が工数管理をする重要性と活用方法をご紹介

工場が工数管理をする重要性と活用方法をご紹介

この記事では次の内容をまとめています。

  • 工場にとって重要な工数管理とは
  • 工数管理が重要な理由
  • 工数管理を活用するためのポイント

工場の作業効率をもっと高めたい、作業方法を見直して売上の安定に繋げたいという企業が知っておくべきことを全てまとめました。

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目次

工場にとって重要な工数管理とは

まず、「工数」とは、ある作業が終わるまでに必要な時間と人数を指します。

簡単に言うと作業時間のことです。

工数が多いほど時間も人件費もかかるということなので、減らした方が工場の経営には良い影響をもたらします。

「工数管理」とは、ある作業を完了するのにどれくらいの工数がかかるかを求めることで、作業時間の最適化を目指して行われます。

工場にとって工数管理が重要な理由7つ

この章では工数管理が重要な理由や、管理するメリットをまとめました。

1 製造原価を把握できる
2 経営の安定に繋がる
3 作業の無駄が見える
4 生産効率が高くなる
5 人手不足に悩まない
6 従業員のやる気に繋がる
7 生産計画の精度が増す

製造原価を把握できる

工数管理をすると製造原価を明らかにすることができます。

なぜなら、作業をした人数や作業時間を見える化するからです。

製造原価の中には人件費も含まれるので、工数管理をすると正確な製造原価を把握するのに役立ちます。

経営の安定に繋がる

製造原価が分かると、製品あたりの利益も算出されます。

すると、製造したものの、実は赤字だったという事態を防ぐことができます。

特に、人件費はいくらかかっているか分かりにくいだけに、製造した後で思ったよりかかっていたという事態になりかねません。

赤字では製造すればするほど損失が増えてしまい、会社にとっては大きな打撃になります。

日頃から工数管理をしっかり行い、製造原価を把握したり、高い精度で予測できたりするようになれば、こうした失敗は防げます。

作業の無駄が見える

無駄が生じているプロセスを見つけることができます。

なぜなら、工数管理ではどのくらい作業に時間がかかったのかを集計するからです。

思っていたよりも時間がかかっていれば、なぜ時間がかかっているのか原因を追求し、改善することができます。

生産効率が高くなる

工数管理の大きなメリットは生産効率が高くなることです。

まず、作業の無駄が明らかになり、それに対処することで作業にかかる時間が短くなり、効率が上がります。

また、工数を記録する中で適切な作業時間が分かるようになると、生産計画の段階で適切な人員と時間を予測することができ、後になって時間や人数が足りず、対処に追われることがありません。

さらには作業時間を記録させることで、従業員の作業に対する意識が変わり、仕事をテキパキ行うという効果も期待できます。

人手不足に悩まない

工数管理を通して生産効率が高まれば、作業に必要な人員が減ります。

すると、少ない人手でも現場を回していけるため、人手不足に悩まされる心配がなくなります。

製造業は特に人手不足が深刻化しているので、これは大きな魅力です。

また、必要な人員が減ることで人件費を減らせるのもメリットですね。

従業員のやる気に繋がる

工数管理は企業だけでなく、従業員にも影響を及ぼし、モチベーションアップに繋がります。

なぜなら、作業時間を記録する過程で、自分が作業にどれくらい時間をかけたかに向き合うからです。

作業中に時間に意識が向くようになり、前よりも短い時間で終われば達成感が出て、仕事に前向きに向き合えるようになるはずです。

ただし、ただ作業が速くできればいいわけではなく、正確性も求められるので、精度の高い作業を行う重要性についても伝える必要があります。

生産計画の精度が増す

作業に必要な人員や時間のデータが積み重なると、受注した依頼を完了するのに必要な工数が正確に予測できるようになります。

生産計画の精度が高ければ、製造が予定通りに進み、遅延や人員不足によって対応に追われる心配がありません。

また、取引先にとっても、製品を予定通りに受け取れるというメリットがあります。

工数管理に欠かせない工数集計とは

工数集計とは従業員一人一人が作業時間を記録することで、製造にかかった時間を明らかにします。

ここで得られるデータは工数管理に欠かせないものです。

工数集計をしなければ、製造原価を求めることができなかったり、工場内での製造にどれくらいの作業時間が必要なのかを予測しづらくなったりと、様々なデメリットが生じます。

工数管理をするならば、まずは工数集計に力を入れましょう。

工数集計の具体的な方法5つ

この章では工数集計に用いられるツールをご紹介します。

まず、日報や指定の用紙など、紙に記入するという方法があります。

アナログな方法で、すぐに導入しやすい、その場で修正ができるというメリットがありますが、次のようなデメリットもあります。

  • 記入を忘れる可能性がある
  • 面倒
  • 実際とは違う時間を記載することもできる
  • 長期間の保存には不向き
  • 過去の記録を閲覧するのに時間がかかる

エクセル

エクセルで専用のシートを作り、各自記入してもらうという方法もあります。

エクセルには次のようなメリットがあります。

  • デジタルのツールの中では比較的使いやすい
  • 修正が簡単
  • 数式を入れておけば様々な計算が自動でできる

一方で、次のようなデメリットもあります。

  • エクセルに不慣れな人もいる
  • 記録するのに順番待ちが発生することも
  • 実際とは違う時間を記載することもできる

バーコード

作業開始時や終了時に専用のバーコードで入力して各従業員の作業時間を記録します。

専用の機器をバーコードにかざすだけなので、誰でも簡単にでき、さらには正確な時間を記録することができるのがメリットです。

また、進捗状況をリアルタイムで確認できるというメリットもあります。

一方で次のようなデメリットがあります。

  • 入力し忘れがあった場合、担当者が後から代わりに正しい時間を入力しなければいけない
  • 受注単位や従業員など、様々なデータを最初に設定しなければいけない
  • 不具合が発生する恐れがある

ビーコン

ビーコンとは無線で位置情報を発信できるものです。

小型なので、従業員に作業中に持たせることで、位置や滞在時間を記録しつつ、作業時間も把握することができます。

これならわざわざ従業員が時間を記録する必要がなく、さらには、より正確な時間を把握することができます。

ただし、導入に費用がかかり、通信ができる環境を整えることが求められます。

生産管理システム

生産管理システムとは生産計画、コスト、在庫など、工場のあらゆる工程を管理するシステムです。

中には、工数集計ができるものもあり、工数管理にも役立ちます。

他のデジタルのツールのように、簡単に記録できる、自動で集計してくれるといったメリットがありますが、生産管理システムは機能が幅広いので、導入や利用にコストがかなりかかるのがデメリットです。

工数管理を活用するためのポイント3つ

この章では工場が工数管理を活用するために必要なポイントをまとめました。

1 漏れなく記録できる仕組みを作る
2 記録が出来ているか責任者が確認する
3 従業員にフィードバックを行う

漏れなく記録できる仕組みを作る

工数管理を行うためには工数を記録することが欠かせません。

そのためには従業員が記録を忘れずにできる仕組みを作りましょう。

手間をかけずに記録できたり、ルーティーンとして自然に組み込めるような仕組みがあると、記録が習慣化されます。

記録が出来ているか責任者が確認する

工数集計を始めたら、きちんと記録が出来ているか、定期的に責任者が確認するようにしましょう。

始めたばかりの頃は従業員がうっかり記録を忘れることもあり得ます。

この状態が続けば、正確なデータが得られず、工数管理ができません。

工数管理の責任者を決め、円滑にプロジェクトが進むようにしましょう。

従業員にフィードバックを行う

データを生かして、従業員にフィードバックを行いましょう。

例えば、作業時間の一覧を本人も見られるようにすれば、「前よりも速く作業ができた」とやりがいを感じるでしょう。

また、結果を見て、良かったところや気をつけるべきことを上司から伝えると、従業員の意識を変えるはずです。

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まとめ

工数管理を行うと製造に必要な人員や時間を最適化することができ、作業効率が上がったり、従業員のモチベーションを上げたりと、様々なメリットが得られます。

会社の業績の安定に繋げるためにもぜひ工数管理を取り入れましょう。

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この記事を書いた人

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