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工場・倉庫が注目すべき建物の劣化のサイン12選

工場・倉庫が注目すべき建物の劣化のサイン12選

この記事では次の内容をまとめています。

  • 建物の劣化のサイン
  • 劣化にすぐに対応すべき理由
  • 劣化のサインに気づく方法

工場や倉庫を建設して長い年月が経っている企業が知っておくべきことを全てまとめました。

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目次

工場・倉庫の建物の劣化のサイン12個

この章では工場や建物の劣化のサインをご紹介します。

雨漏り

雨漏りは屋根や外壁が劣化し、ヒビや穴から雨水が浸入することで起こります。

雨漏りは防水工事などを行うことで対応します。

雨漏りが発生したときの対処法についてはこちらの記事で詳しくまとめていますよ。

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塗装が剥げている・膨らんでいる

塗装が剥げるとそこから雨水が浸入し、雨漏りの原因となります。

剥げたままにしておくと、さらに剥げやすくなり悪循環が生まれます。

また、見た目も悪くなってしまいます。

このようなケースでは塗料の塗り直しが必要です。

ちなみに、塗装の膨らみも劣化しているサインです。これは剥げたところから雨水が浸入することで発生します。

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塗料が色あせる

塗料が変色したり、退色したりすると、見た目が損なわれるのはもちろんのこと、塗料の性能が下がり、建物を守れなくなってしまいます。

外壁を触ると粉がつく

外壁に触れたとき、チョークのような粉が手につくことがあります。

これは一般的にチョーキングと呼ばれ、塗膜が劣化しているサインです。

放置していると塗膜の性能がどんどん低下してしまいます。

ひび割れ

外壁のヒビは「クラック」と呼ばれます。

クラックを放置すると雨漏りの原因になります。

小さいヒビは簡単なメンテナンスで直りますが、大きいものはもう少し本格的な補修を行います。

鉄骨の錆

鉄骨は錆びやすいという特徴があります。

錆を放置しておくと建物や設備の耐久性に影響を与えます。

鉄骨造の建物や、鉄骨の廊下や階段などがある場合は鉄骨の状態に意識を向けましょう。

鉄骨の錆対策はこちらでもご紹介しています。

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鉄骨のきしみ

鉄骨の階段を使うと音がするなど、きしみがある場合は劣化している証拠です。

床の割れ

床に割れが見られる場合は補修が必要です。

従業員が毎日通るところだからこそ、常に安全に通行できる状態を維持しましょう。

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構造部分の歪み

構造部分は耐久性、耐震性に関わります。床や柱が歪んでいないか、梁がたわんでいないかといったことに注意しましょう。

構造部分の劣化は社内の人間だけでは気付きにくいので専門業者に定期的に診断してもらうと良いでしょう。

コーキングの割れ

コーキングは建物の中に雨水が浸入しないようにしたり、地震の揺れから外壁を守ったりする機能があります。

コーキングは経年劣化によりひび割れが生じてしまうことがあり、見つけたら対処が必要です。

コーキングの補修は打ち直しと増し打ちの2つの方法があります。

雨樋が機能していない

雨樋は雨が降ったときに適切に排水するために欠かせない設備です。

もし、きちんと機能していない場合はメンテナンスが必要です。

葉っぱが詰まったり、雨樋が外れていたりして、上手く排水できていないケースはよくあります。

そのままにしておくと水が一部分に集中して流れ、雨水が建物内に浸入する原因になるので、早めの対処が必要です。

建物内が暑くなった・寒くなった

建物を覆う塗料には断熱や遮熱の機能が備わっていることもあります。

もし、以前よりも建物内にいると暑く感じたり、寒く感じたりする場合は塗料の性能が落ちている可能性があり、場合によっては塗り替えが必要です。

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工場・倉庫の劣化にすぐに対応すべき理由7つ

この章では工場や倉庫が劣化に気づいたらすぐに対処すべき理由をご紹介します。

1 建物内の荷物がダメージを受けるから
2 設備がダメージを受けるから
3 従業員の安全を守るため
4 従業員のモチベーションに影響するから
5 取引先からの印象が変わるから
6 修繕費が安く済むから
7 災害時の影響を小さくできるから

建物内の荷物がダメージを受けるから

まず、建物に雨漏りが生じると原材料や製品など、中の荷物が濡れてしまう可能性があります。

これでは荷物が廃棄となりコストの無駄になりますし、取引先や顧客に影響を与えることも考えられます。

雨漏りが発生したときはバケツを置くなど、簡単な対応で済ませることも多いですが、会社の信用問題にも関わることなので、なるべく早く対処するのが理想的です。

設備がダメージを受けるから

工場は雨漏りによって製造に使う機器が故障するリスクがあります。

機械が停止すれば当然、製造が止まるため、納期に間に合わなくなる恐れがあります。

また、修理しても直らない場合は買い替えになり、多額の出費が発生します。

機械が故障することで発生する被害は大きいので、そもそも雨漏りが発生しないように定期的に屋根や外壁をメンテナンスするのが理想です。

従業員の安全を守るため

建物が劣化すると従業員の安全を脅かします。

例えば、床が割れているのを放置していると、従業員が躓いて怪我をする可能性があります。

また、構造部分の歪みやたわみをそのままにしていたら大きい地震が発生したときに被害が大きくなってしまうかもしれません。

会社にとって大切な従業員の命を守るためにも劣化への対応は欠かせないのです。

従業員のモチベーションに影響するから

外壁の塗装が剥げたり、色褪せたりして工場や倉庫の外観が悪くなると従業員の仕事に対するモチベーションが下がってしまいます。

建物の見た目は直接、企業の売上には関わりません。

しかし、従業員のやる気が下がれば生産効率も下がり、間接的に売上に影響を与える恐れがあります。

取引先からの印象が変わるから

外装や内装の劣化をそのままにしていると、会社を訪れた取引先の方からの印象は悪くなります。

同じ仕事をする会社なら、やはり建物や設備がきちんと手入れされている会社の方が印象は良くなるはずです。

修繕費が安く済むから

致命的ではない程度の劣化に対処するのはコストの無駄だと感じる方もいるかもしれません。

しかし、劣化の程度が大きい段階で補修しようとすると大がかりの工事が必要になり、余計に費用がかかるケースが多いです。

つまり、小さな程度の段階でメンテナンスをする方が長い目で見ると節約になります。

そのため、劣化に気づいたらすぐに対処するのが望ましいのです。

災害時の影響を小さくできるから

日本は台風や地震など、災害の多い国です。

塗料の性能を高い状態で維持する、屋根や外壁にひび割れがない状態にしておく、鉄骨の錆を放置せずに手入れするといったことができていると、災害が発生しても被害を最小限に食い止めることができます。

自然災害はどうしても避けられないものだからこそ、できる限りの準備をしておくことが大切です。

工場・倉庫の劣化のサインに気づく方法3つ

この章では工場や倉庫が劣化のサインに気づく方法をご紹介します。

1 メンテナンスの時期を知る
2 劣化に気づいたら報告してもらう
3 業者に点検してもらう

メンテナンスの時期を知る

外壁や屋根にはメンテナンスの目安となる時期があります。

この時期になると塗料や屋根材の性能が落ちてきてしまうので、必要に応じてメンテナンスをするのが理想的です。

大きな劣化はなくても手入れをしておくことで、雨漏りなどの最悪の事態を防げます。

メンテナンスの時期は立地条件などによって変わるので、業者に聞くのがおすすめです。

劣化に気づいたら報告してもらう

工場や倉庫の状態をよく把握しているのは現場にいる従業員です。

外壁が剥がれている、鉄骨階段がきしんでいるなど、劣化に気がついたらすぐに報告してもらうようにしましょう。

そのためには上司に相談しやすいように日頃から上司と部下の間で良い関係性を作っておくことが欠かせません。

業者に点検してもらう

劣化のサインは自分たちで気がつくこともできますが、屋根や構造部分など、どうしても社内の人間だけでは気づきにくい部分もあります。

特に屋根は状態を見る際に危険が伴うので、安易に自分たちで点検しようとするのは避けた方がいいでしょう。

そこで、点検しにくい箇所は専門の業者に依頼して見てもらうのがおすすめです。

劣化に早く気づけるよう、定期的に診断してもらいましょう。

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まとめ

かつては新築だった工場や倉庫も時間の経過と共に劣化していきます。

劣化した状態を放置していると、雨漏りが発生したり、建物の耐久性が落ちたりと経営に影響を与えるような問題が発生します。

そこで、劣化に気がついたらすぐに対処することが大切です。

日頃から建物の状態に意識を向け、小さな変化にも気づけるようにしましょう。

 

丸ヨ建設は、強い工場・倉庫を建設することで日本へ貢献できると考えています。
そのために、工場・倉庫に関する情報を発信し、少しでも知識を得てもらい、後悔がない工場・倉庫建築に役立てていただければ情報を発信しています。

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この記事を書いた人

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